ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

秋の蝶

2006年09月30日 | Pentax K-mount

今日、散歩中に撮った写真。
ヒョウモンチョウの一種かしら。知識がないのでよくわからんが。
うちの近所ではよく見かける。

もう9月も終わり。
今日もよく食ったわ。


camera: Pentax K1000 + A50mmF1.4  film: Fuji SUPER100

アタマがトリになる

2006年09月28日 | TC-1

今日は「暮らしに生かす旧暦ノート」(鈴木充広著、河出書房新社)を読んでいる。
題名だけ見ると、いわゆる歳時記的なぬるい読み物ととられるかもしれないが、科学読み物としてなかなか面白い。まだ途中までだけど。へ~なるほど、と思わず唸る箇所多数。
例えばちょうど今読んでいる章には、十五夜の月は満月にならないことが多い、それは何故か。仲秋の名月の日は必ず「仏滅」である、それは何故か。なんてことが書いてあるよ。トリビアだな。

保険料控除証明書が1通。もうそんな時期か。


camera: Minolta TC-1  film: Agfa PORTRAIT160

モルゴーア!

2006年09月27日 | T-PROOF

晴海トリトンへ。特別企画あり。
モルゴーア・クァルテットのショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全曲演奏会。生誕100年記念。
先日の土日2日間で第1番~第12番まで一気に演奏し(すげ~!)、本日が最終回。残り3曲を。
第13番変ロ短調Op.138、第14番嬰ヘ長調Op.142、第15番変ホ短調Op.144。

モルゴーア、良いっすよ。国内のクァルテットでは一番好きかも。
メンバーは東フィル、N響、シティフィルのトップ奏者たち。最強の腕っこき集団にして、皆さんメガネがお似合い。←我ながら変な誉め言葉。
モルゴーアといえばショスタコだ。今回のチクルスで全曲完奏はや3度目。すっかり手の内に入り、確信に満ちた隙のない解釈、曲想に応じて硬軟織り交ぜた多彩な表現で魅せる。
4年前の全曲演奏シリーズの際、演奏中に1st荒井氏の弦が切れ、しかしそのまま平然と弾き通し、弦が切れなきゃショスタコをやった気がしないみたいなことを舞台上の挨拶で言ってたっけ、そんなことをふと思い出した。
高い技術に裏打ちされた、どんな難曲でも演奏を楽しんでしまうオトナの余裕みたいなものが、この楽団のステージに温かな楽しげな雰囲気を醸し出すのか。

今宵も申し分ないすばらしい演奏。具体的にどこがどうとか私が言うよりも、ひとつの事実を記しておけば足りるでしょう。
第15番の終楽章、最後の音が消えた後、拍手が起きるまで数十秒もの長~い静寂。室内楽のコンサートでこんなことを体験したのは初めてだ。全曲完遂がなされたことの充足感というか崇高な感じとでもいうか、最終回の3曲にしか参加していない私にも伝わってきた。

モルゴーアといえば、アンコールが名物。毎回、何が飛び出すやら。本日は2曲。
まず、プログラム冊子に全曲の解説を執筆した林光氏のリクエストとやらで、チェロソナタ第1楽章の第2主題を弦楽四重奏にアレンジしたもの。
2曲目がすごい。3年前に楽譜が発見されたという、作曲者自身が「弦楽四重奏第9番作品113」と記して書き始めたものの第1楽章途中で中断し未完となっていたいわば「幻の第9番」。1961年頃の作品(実際の第9番は作品117として1964年に完成。また実際に作品113の番号が与えられたのは交響曲第13番「バビ・ヤール」ですね)。これをショスタコーヴィチ本人が書いた音符だけを演奏(補筆部分は弾かないで)、当然途中(225(?)小節)で中断だが。もちろん日本初演、いや、日曜日のアンコールでも演ったらしいので厳密にいえば今日が二演目か。とにかくこれは大変貴重なものを聞かせてもらった。

モルゴーアの公演はショスタコ以外も面白いから(毎回プログラムも凝っている)、これからも時々聞きに行きますよ~。
イチオシの弦楽四重奏団です。


camera: Kyocera T-PROOF  film: Fuji SUPER400

平凡

2006年09月24日 | Pentax K-mount

いつものメール句会の締切日。7題×2句・計14句出したが、どれもダメ、着想が平凡すぎる。
下手は下手なりにもっと面白い句を作りたいのになあ。ま、来月頑張るか。次だ、次。


camera: Pentax MZ-3 + M50mmF1.7  film: Kodak GOLD200

秀山祭

2006年09月23日 | Pentax K-mount

さてお楽しみの「秀山祭九月大歌舞伎」、今日は夜の部。簡単に感想。
「籠釣瓶」が期待どおり。吉右衛門申し分なし。ま、当然か。今回は福助にことのほか感心した。この人の八つ橋は児太郎時代に大抜擢されての初役の時から見ているが、今や本当に立派になったものだ。良い意味で、達者な技巧が身に付いた。人物の心理をじつに明確に表す。上手くてわかりやすいのは良いことだ、歌舞伎ファンを増やすためにも。これで将来、歌右衛門雀右衛門クラスのような風姿や味が備わっていったらと思うとたいへん楽しみである。幸四郎が立花屋長兵衛で付き合い(話題の兄弟共演)、梅玉、歌昇、東蔵、芝雀、鐵之助、歌江等々周囲も揃って大歌舞伎となった。
「菊畑」は幸四郎の智恵内が初役のせいか神妙に手堅くやっていたが、べつにこの役は幸四郎で見なくともという感も。「菊畑」って、本当に役者が揃って、十全に演じられないとすぐ隙間風が吹いてしまう難物な狂言だと思う。今回も全体的に淡泊で物足りず。初役の染五郎(虎蔵)も何度か手がけている左團次(鬼一)も、今後再演を重ねて良くなっていくことに期待。
「鬼揃紅葉狩」。染五郎、信二郎、それに萬屋・明石屋・成駒屋系の子役達ぞろぞろ出てきて、若さが魅力の、しかししっかり演し物になっていて、歌舞伎の未来に希望が。

今月は昼夜通して久々に古典歌舞伎、大歌舞伎の味を堪能した。
吉右衛門は本当に良い仕事をした。自身の進境を顕したのみならず、歌舞伎界全体にとっても大いなる成果となったと思う。良き狂言を良き配役にて客の期待に応え、若手の育成にも力を貸す。
どうか今回限りに終わりませんように。切に願う。


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Fuji SUPERIA Venus400

秋の茗渓

2006年09月20日 | TC-1

茗渓(めいけい)って、広辞苑にも載っていたのか。さすが広辞苑。

会社に新しいパソコン(NEC)とカラー複合機/複写機(XEROX)が入る。
やっとまともなLANになった。やっと。


camera: Minolta TC-1  film: Konica CENTURIA SUPER100

大歌舞伎

2006年09月17日 | TC-1

歌舞伎座・昼の部へ。
これぞ大歌舞伎! 
腹に響き心を打つ、わくわくするような、ずっしりとした、大きな芝居を、古典歌舞伎の傑作を、私は見たかったのだ。本日は大満足だ。やっぱり吉右衛門。5月の演舞場といい、今月の「秀山祭」(初代中村吉右衛門生誕120年記念)といい、最近の気の入れ方、充実ぶりは歌舞伎ファンにとってたいへん喜ばしきこと。
四本立ての演目どれも高水準で楽しめた。当然、吉右衛門は二役とも理想的な出来栄えで。

一、『菅原伝授手習鑑・車引』染五郎 松緑 亀治郎 段四郎 種太郎
二、『双蝶々曲輪日記・引窓』吉右衛門 富十郎 吉之丞 芝雀
三、『六歌仙容彩』「業平」梅玉 雀右衛門 /「文屋」染五郎
四、『菅原伝授手習鑑・寺子屋』幸四郎 吉右衛門 芝翫 魁春 段四郎 福助 松江  

目玉は、本当に久方ぶりの兄弟共演(幸四郎&吉右衛門、ともに初代吉右衛門の孫)となる「寺子屋」か。私の記憶する範囲では、この二人が大きな役同士で同じ舞台に立った芝居は、「寺子屋」「勧進帳」「引窓」「三人吉三」等、何度かはあったが、どれももう十数年前のことになる。幕内の事情としていろいろあったのだろうが、このたびまさかの共演が実現したことは何はともあれ喜ばしい。
その「寺子屋」は、さすがに松王(幸四郎)と源蔵(吉右衛門)の対決は気迫に充ちていて、しびれた。幸四郎がふだんの変な合理主義的解釈をあまり出さず、人物造型の大きさで勝負したような感があり、好感。ただし最後の桜丸切腹を思っての大落しで「桜丸・・・倅・・・」とやった点はかなり疑問。魁春(戸波)や段四郎(玄蕃)等、周りも良かった。
「引窓」が今日一番の上出来か。与兵衛=吉右衛門、長五郎=富十郎、お幸=吉之丞の配役は1994年の二代目吉之丞襲名披露と同じだが、その時もこれが当代一の「引窓」ではなかろうかと思ったが、今回も期待どおりだった。富十郎健在なり!それがファンとしてはただただ嬉しい。芝雀も良かった。

夜の部の「籠釣瓶」も楽しみだなあ。

お、きりん舎のブログに良い感想文が出ているぞ。


camera: Minolta TC-1  film: Kodak GOLD100

不亦楽乎

2006年09月16日 | TC-1

今日はなんと、クウキ氏とセ氏が遠路はるばるわが家まできりん舎の見舞いに来てくれた。
どうもありがとう。
落語の話などで盛り上がる。きりん舎はレバ刺し等でちゃんと鉄分摂取。


camera: Minolta TC-1  film: Agfa PORTRAIT160