ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

サントリーの夏

2006年08月29日 | R1s

本日はサントリーホールにて、サントリー音楽財団サマーフェスティバル。
毎年、すこぶる意欲的な企画で楽しませてくれる。例えば一昨年は<20世紀の槌音>と題して、オネゲル「パシフィック231」・プロコフィエフ「鋼鉄の歩み」・モソロフ「鉄工場」・ストラヴィンスキー「春の祭典」という爆音モノ特集だった。
チケット代が安いのも魅力で、私がよく座るRDやLDブロックでもたったの2000円! 解説文充実のプログラム冊子もくれるし。

さて今年は<あるパトロンの肖像 ~パウル・ザッハー生誕100年記念~>というテーマ。
本日のプログラムは、
 ブーレーズ:シュル・アンシーズ
 ルトスワフスキ:チェイン2~ヴァイオリンとオーケストラの対話
 武満徹:ユーカリプス I
 バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽

バルトークからブーレーズまで60年間の開きがあるが、いずれもザッハー氏ゆかりの楽曲。本日演奏された曲以外にも委嘱作・献呈作の楽曲数は厖大で(例えば私にとっておなじみの曲では、ヒンデミット「世界の調和」、マルティヌー「2組の弦楽合奏、ピアノとティンパニーのための複協奏曲」、R.シュトラウス「メタモルフォーゼン」等々)、さすが20世紀音楽の偉大なるパトロン。
演奏は高関健指揮東京都交響楽団、ソリストは野平一郎、漆原朝子、篠崎史子などなど大物実力派が曲ごとに登場してくるという豪華さ。
一言でいうなら楽しい演奏会だった。現代物はナマで響きに浸り、特殊な楽器編成・配置・奏法など現場を視る楽しみも多い。内容もりだくさん過ぎて、少しくたびれたけど。1曲目のブーレーズは初めて聞く曲だったが、まさか40分もかかるとは予想していなかった。休憩2回はさんで終演は9時40分。9時過ぎてからメイン・プロに入るコンサートなどそう滅多にあるまい(笑)。
「チェイン2」の演奏の出来が最も良かったかな。ナマで見て初めて気づいた点もあったし(アド・リビトゥムのところの奏者の動き、ア・バットゥータとの対比のつけ方、とか)。
「弦、チェレ~」は、悪くはなかったが、ちょっとあっさり流し気味なところも。まあ、これだけいろいろやる中の一曲だからねえ・・・。好条件下の高関だったらもっと良くできるのかも。
くどいようだがこれでたったの2000円。サントリーさんの太っ腹かな。


camera: Ricoh R1s  film: Konica CENTURIA SUPER400

皇帝に属するもの

2006年08月27日 | Pentax K-mount

1泊2日で土浦へ。
土浦市真鍋の鹿島神社祭礼。祭だ祭だ。何台もの大きな山車が町中を巡行し、お囃子に獅子舞に、大いに賑わうそのまっただ中、部屋にこもって句会。祭とは全く無縁の難題珍題を詠んだ句を披露しあう。夜はちょこっと祭見物もしたが。
今回はお題そのものが珍妙だったこともあり、なかなか面白い句が多く出た。笑った笑った。
アタマもカラダもくたくたになったが、楽しかった。皆様お疲れ様。次回もヨロシクです。
話題作などは、コメント欄にでも記すか。


camera: Pentax MZ-3 + FA50mmF2.8 Macro  film: Fuji REALA ACE100

出陣

2006年08月26日 | Pentax K-mount

今日は句会があるのだ。今回の会場は茨城県の師匠宅。また泊まりがけで行う。

ミシェル・フーコーの著書の中に引用されている「シナの或る百科事典」における動物の分類、すなわち、
(a)皇帝に属するもの、(b)香の匂いを放つもの、(c)飼い慣らされたもの、(d)乳飲み豚、(e)人魚、(f)お話に出てくるもの、(g)放し飼いの犬、(h)この分類自体に含まれるもの、(i)気違いように騒ぐもの、(j)数えきれぬもの、(k)駱駝の毛の極細の毛筆で描かれたもの、(l)その他、(m)いましがた壺をこわしたもの、(n)遠くから蝿のように見えるもの・・・
(a)~(n)のそれぞれが今回の俳句の「お題」になっているという、無茶な企画(笑)。さてどうなることやら。

では、今から行ってきます。


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Fuji REALA ACE100

恋重荷

2006年08月25日 | Pentax K-mount

久しぶり(5年ぶり!)に能を観に行く。「神遊」の公演。渋谷・観世能楽堂にて。
今回は「ろうそく能」ということで、蝋燭の明かりの中で演じられる趣向。夏場には良いですな。
演目は世阿弥作「恋重荷」(こいのおもに)。シテ観世喜正・ツレ武田文志・ワキ殿田謙吉・アイ野村万之介、囃子方は神遊のレギュラー陣。
ま、有名な曲だし、ローソク効果の活きる内容だし、楽しめた。
野村萬斎らによる狂言「内沙汰」もあり。

やっぱり能は良いなぁ。もっとたびたび見に行かなくてはならん。きりん舎殿、またセッティングよろしくです。


camera: Pentax MZ-3 + FA20-35mmF4  film: Kodak DYNA HG100 (EB-3)

足裏

2006年08月22日 | Pentax K-mount

写真は歌舞伎座近くの公園。
家の(或いは会社の)近くにもこんな施設があったらなぁ。

ちなみに季語は「白靴」。
(↑師匠に「ここで一句」を期待してたりして(笑) )


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Fuji REALA ACE100

下旬

2006年08月21日 | Pentax K-mount

これは東京都交通局発行の「都電カレンダー・切り絵でみる沿線の風景」。
いかにも「荒川区」らしい、良い絵だ。
8月ももう下旬。公私ともにちょっと忙しくなりそう。


camera: Pentax MZ-3 + FA50mmF1.4  film: Konica CENTURIA PORTRAIT400

夏の雲

2006年08月20日 | TC-1

「九州名物 白くま」というアイスがうまい。
わが家にあるのはバー6本入りの箱。メーカーは森永だと思い込んでいたのだが、よく見たら丸永だった。
先日モツ鍋屋で食った「しろくま」はかき氷だった。オリジナルはアイスクリームなのか、かき氷なのか? 関東の者にはよくわからん。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji SUPERIA100

選句中

2006年08月19日 | TC-1

家に籠もって選句。毎度のことながら×印の付け方が難しい。自分と共通する弱点をもったもの、ともすれば自分も犯してしまいがちな失策のあるもの、それらには自らへの戒めも兼ねて<×逆選>を。
次回句会に備えての作句も始めたが、これはほとんど進展無し。期限切迫しないと本腰入らないのは毎度毎度の困りものだが。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji REALA ACE100

木槿

2006年08月18日 | Pentax K-mount

去年の今頃、仲間内で「ティッシュペーパーみたいな花」として話題になった白い花。
ムクゲには実に多様の種類があるらしい。
私もそれまではムクゲといえば、
こんなのとか→、こんなのとか→、くらいしか知らなかった。


camera: Pentax MZ-3 + FA35mmF2  film: Kodak DYNA HG100 (EB-3)