梅雨明けだそうで。めでたい。
今日は歌舞伎座・昼の部へ。
泉鏡花スペシャル、「夜叉ヶ池」と「海神別荘」。
「夜叉ヶ池」の方が面白かった。熱演してれば最後はなんとかなるし。
「海神別荘」は天野喜孝の美術もなかなかアレでして(笑)、歌舞伎座でかかる演しものとしては珍品の部類でしょう。
結局、昼夜4本の中ではやはり「天守物語」が歌舞伎座で観るものとして最も違和感なく楽しめた。
鏡花の世界に大いに関心があり、魅力を感じる私としては、今月は好企画だったと思う。まとめて4本も鏡花の戯曲を観られることなどそうはあるまい、ましてや歌舞伎座で。あらためて玉三郎の実行力に感服。玉三郎&海老蔵の出演しない2つも、猿之助劇団系の若手を中心によく演じていて、「夜叉ヶ池」の春猿にしても「山吹」の笑三郎にしても、“玉三郎振り”をよく学び、写しとったものだと感心した。
今夜はこのあともやることがあるので、いつも以上に雑な感想で、すまん。
camera: Pentax K1000 + M50mmF1.7 film: Fuji SUPERIA100