ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

ぐるっぺん

2009年08月31日 | TC-1

サントリーホールのサマーフェスティバル「MUSIC TODAY21」、今回はサントリー音楽財団創設40周年記念としての特別演奏会あり、それを聴きに行く。

〈曲目〉
・リゲティ:12の女声とオーケストラのための「時計と雲」(1972-73)
・シュトックハウゼン:3群のオーケストラのための「グルッペン」(1955-57)
(休憩をはさんで再度)
・シュトックハウゼン:3群のオーケストラのための「グルッペン」(1955-57)

3つのグループのオーケストラ(それぞれに指揮者を要す)を、聴衆を囲むように配置する特異な大曲「グルッペン」、これを生で聞けるとは、実に貴重な機会だ(日本で演奏されるのは35年ぶり2度目のことらしい)。
しかも今回は、2回も演奏してくれるという。
公演パンフには、《「聴衆は席を移動して、空間を飛び交うクラングケルパー(音の実体)の変化を体験する」という作曲者の意図に従い、休憩をはさんで2回演奏します。よろしければ、休憩時に移動して、異なる席からの音響もご体験ください。》とある。今日は全席自由席だ。

今回の奏者たちの配置はこんな感じ→
休憩時間にはやはりぞろぞろと聴衆大移動。Pブロックが一番人気で、2回目の演奏時は、P・RA・LAブロックが満席、本来ランクの高い席は空席目立つ・・・というちょっと不思議な光景に(笑)。

オーケストラはNHK交響楽団、指揮はアンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督も勤める才媛スザンナ・マルッキら3名。
「グルッペン」がどんな曲かというと・・・
↓この動画が参考になるかしら(S.ラトルらによるバーミンガム市響の演奏)
http://www.youtube.com/watch?v=MsX1UMednjg

構成的に、クライマックスへと運ぶ道筋がわりと明瞭な所為か、自分にとっては楽しく聴ける曲。時に美しい瞬間もあり。N響の演奏も安定していた。
とにかくこういった立体的な曲は生で聴いてこそ、だ。それに尽きますわ。サントリーさん、ありがとう。

あと、リゲティの「時計と雲」は初めて聴いたのだが、即座に気に入ってしまった。CD欲しいな。


camera: Minolta TC-1  film: Agfa PORTRAIT160

あぷり

2009年08月28日 | Pentax K-mount

近ごろ急にのしてきたmixiアプリとやらの中に「画像しりとり」なるものがあって、つい熱中してしまった。
暇つぶし&ボケ防止には良かろう。キーボードを速く打つ訓練にもなるか(笑)


camera: Pentax K1000 + FA20-35mmF4  film: Konica CENTURIA PORTRAIT400

屋根瓦

2009年08月25日 | TC-1

写真は何年か前に撮った8月の歌舞伎座だが、べつに今日は芝居を見に行ったわけではない。
仕事の打合わせのため、歌舞伎座すぐ近くのビル内の事務所を訪ねたのだ。
窓から、歌舞伎座の屋根全体を見下ろせる。実に壮観。この私も、歌舞伎座の屋根の上は初めて眺めたわ。

事務所の人いわく、
「(歌舞伎座建て替えのため)もうじきこの屋根を見られなくなるのが残念だよ。雪降ったあとなんて、ものすご~く綺麗だよ。ここの瓦は、ほんと、見事なものだよ」。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji VELVIA100 (RVP100)

8/22

2009年08月22日 | Pentax K-mount

湿気多く、濛濛とした一日。体調悪化気味(過労かなw)だったが、長時間の昼寝と新米(土佐の國よりお送りいただく)の力によって、だいぶ回復。


camera: Pentax MZ-5N + FA24-90mmF3.5-4.5  film: Fuji SUPERIA Venus400

残暑

2009年08月21日 | TC-1

地面にしか見えない水面。
トンネル好きの自分は、うっかりこの上を歩くところだった。
残暑厳しき折とはいえ、こういう水には浸かっても気持ち良くはないだろうな(笑)。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji SUPERIA PREMIUM400

夏芝居

2009年08月14日 | NATURA

「納涼歌舞伎」と銘打った8月の歌舞伎座興行も、今年で20年目になるらしい。もう、そんなに経つのか。
勘九郎(現・勘三郎)、八十助(現・三津五郎)、児太郎(現・福助)、橋之助ら二十代から三十代の若手俳優たちの挑戦も、今やすっかり劇界の恒例行事に。継続は力。実に立派なことだと思う。
たまたま「筋書」(プログラム)のバックナンバーを引っ張り出して見たところ、興行の名称が、平成4年は「八月納涼花形歌舞伎」、翌平成5年から「八月納涼歌舞伎」、そして平成19年から「八月納涼大歌舞伎」。「花形歌舞伎」から「大歌舞伎」へ、こんなところからも20年間という歳月が実感される。

毎年8月は3部制興行、それもすっかり定着した。
で、昨日、第1部と第2部を見物してきた。
中では『六歌仙』を「遍照」から「黒主」まで五段通しで、しかも三津五郎で見ることができて嬉しかった。今、とにかく舞踊物の大曲という大曲、名作という名作すべてをこの三津五郎で見てみたいという願望が、私にはある。
他、『天保遊侠録』『豊志賀の死』『船弁慶』と出たが、全般に安定した出来だったかと。橋之助はいつのまにやら随分芸格を上げてきてるし、勘太郎のこのところの進境著しいことも実感できたし。
第3部は未見だが、見た範囲内で言うと、今年の納涼歌舞伎はなかなか密度が高くていい感じ。

さて本日は、夜の会合がありまして。今から出かけるところ。


camera: Fuji NATURA BLACK F1.9  film: Fuji SUPERIA Venus400

お盆休み

2009年08月12日 | TC-1

いちおう今日から休みなのだが、やり残したことがあったので、つい会社に出てしまった(笑)。
千代田区は人が少なかった。

写真は今日のこととは全く関係ないけど、地方都市のデパートに、どことなく「夏休みの思い出」に通じる懐かしさをおぼえるのは・・・私だけか?


camera: Minolta TC-1  film: Fuji SUPERIA PREMIUM400

真夏のブル7

2009年08月11日 | TC-1

「フェスタ サマー ミューザKAWASAKI 2009」シリーズ、今日は飯守泰次郎指揮/東京シティ・フィルによるブルックナーの7番なので聴きに行くことにした。
ミューザ川崎は音響の素敵なホールだが、私にとっては地理的な問題が大きく、今までは東響の定期を一度聴きに行ったきり。今回は20時開演なので多忙な勤め人には有難い。有難いといえば、値段の安さも(2000円で3階のセンターに座れた)。

飯守&シティフィルのブル7、このたびは如何に。
1999年録音のFONTEC盤よりも、2003年の定期公演の時よりもさらに、ゆったりと大きく、ニュアンス豊かな印象で第1楽章冒頭は開始された。が、その後がどうも良くない。どうにも散漫。この楽章をどう構築していくかという見通しが、指揮者と奏者の間で共有できてない感じを受けた。惜しまれる。
一転して第2楽章はとても良かった。十分に厚みのある響きで、濃密に歌いこむ。シンバルありのクライマックスまでの運び方にも隙がなく、高揚感が味わえた。
スケルツォ、そして終楽章。相変わらず粗い箇所もあったけど、思い切りよく踏み込んで、ぐいぐいオケを牽引するいつもの飯守氏の指揮っぷりは今回も楽しむことができた。
ま、以上、てきとーですが、だいたいそんな感じでした、ってことで。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji SUPERIA PREMIUM400