ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

二月尽

2006年02月28日 | Pentax K-mount

あれれ。今月はもう終わりか。早い。

俳句の締切が明日に延期?!
「打」と「CD」が全く出来ていなかったので、こりゃ助かったかも。


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Fuji SUPERIA100

福禄寿

2006年02月27日 | NIKON mini

東京ドームシティの敷地内にある七福神ってどんなだ?
と思いつつまだ調査していない。

さて、今週~来週はお仕事盛りだくさん、気合いを入れねば。
今日は社長といつもの天ぷら屋にて週はじめの作戦会議。と称して痛飲。
明後日以降は大きな会合やら、一流ホテル(笑)にてのパーティやらが続く予定なので、
こりゃ飲み過ぎ、はしゃぎ過ぎに注意だな。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Kodak HD400

碍子

2006年02月26日 | Pentax K-mount

床屋へ行って、駅の反対側のヨーカドーへ行って。天気悪かったので自転車使えず。けっこうな歩数を歩いたぞ。万歩計は付けていないが。
CDウォークマンで昨日買った義太夫のCDを聞きながら。それを全部聞き通してしまう程の歩行時間。


camera: Pentax K1000 + M135mmF3.5  film: Polaroid HighDefinition plus400

文楽

2006年02月25日 | Pentax K-mount

久しぶり(2年ぶり)に文楽へ。国立小劇場。
第3部の「天網島時雨炬燵」。近松の「心中天網島」の改作バージョン。近松オリジナルに近い形での上演も見たことはあるが(越路大夫で「河庄」の段を聞いたこともあるぞ、19年前のことだが)、違いはすぐにわかる。小春治兵衛を心中へと追いつめていく状況設定が、改作の方はちょっとあざといな。
「河庄」は住大夫で。やっぱりエエですな。そもそも今回の上演は「竹本住大夫文化功労者顕彰記念」と銘打たれているわけで。
「時雨の炬燵」は嶋大夫。昔話ついでに記すと、私が初めて文楽を見たとき(昭和61年。曽根崎心中)、強く印象に残ったのがこの嶋大夫、美声で明確な語り口で初心者にも魅力が伝わりやすかったのか。今や堂々たる風格の切場語りだ。
紙屋内の後段、千歳大夫。住、嶋、と聞いたあとでは格落ち感は否めないが、しかし持ち前の声量と迫力で最後は乗りきり、楽しめるものとなった。このあたり、文楽のシステムって良くできてると思う。
人形は、簑助健在、勘十郎も良かった。

住大夫のCDが何種も販売されていた。和楽舎という会社が制作・販売。ガンバっている人たちへは、商品を買うことで支援応援せねばなるまい。いろいろ並ぶ中、まずは1枚ということで「引窓」を購入。


camera: Pentax MZ-3 + Sigma 15mmF2.8 EX Diagonal Fisheye  film: Kodak MAX beauty400

都民芸術

2006年02月24日 | Pentax K-mount

毎年1~3月は「都民芸術フェスティバル」だ。東京都の助成によって、オペラ、バレエ、オーケストラから現代演劇、能、落語、民俗芸能等々に至るまで、様々な舞台公演を都民の皆様に親しんでいただきましょうという催しだ。私は都民じゃないけど。
毎年お楽しみはオーケストラ・シリーズで、これは在京8つのプロ・オーケストラが各1回池袋の東京芸術劇場にてコンサートを開くもの。魅力は安さ。チケット代1800円だ。惹かれるプログラム、演奏家のもをいくつかピックアップして通うのが私の恒例。今年は2回行く予定。

で、今日は新日本フィルハーモニー交響楽団の日。
グリンカの「ルスランとリュドミラ」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲、交響曲第6番「悲愴」というロシアもの。指揮は飯守泰次郎。ピアノは田部京子。悪天候にもかかわらずほぼ満員。
田部のチャイコフスキーを聴くのは初めてだが、私はこの人の音色が好みなので楽しめた。もっと技巧を誇示してバリバリ弾きまくるようなものを期待していた聴衆には物足りなかったかもしれないが。オーケストラも、ソリストと良く息が合っていたし、ちょっとしたフレーズにも気をつかいチャイコ特有のメランコリーをさりげなく表現していた。これは後半の「悲愴」が楽しみだ・・・。
が、思わぬ事態に。第1楽章提示部早々にちょっとしたアクシデントあり、その後もミス多発で、あちこちでバランスが崩れてしまった。オーケストラとは不思議なもので、音そのものがちょっとしたことから変わってしまう。弦は痩せるし、木管のフレーズはぶつ切りに聞こえてしまうし。第2楽章以降は少し持ち直したが、指揮者の意図が伝わらない凡演。本来の飯守氏の踏み込みがなく、第3楽章にしても、ただ煽って盛り上げようとしただけ。粗かった。数多く飯守の音楽を聴いてきた私からすれば、今日は飯守泰次郎失敗の巻だな・・・とがっかりしていたところ、終楽章が俄然素晴らしい演奏に! 感情過多を排し、整然と引き締まった音響による、ひたひたと迫りくる悲しみの表現。悲しみというより、何か彼岸美ともいうべき境地か。マーラーの9番10番を思わせるような。ま、最後でようやく本領発揮ということで・・・。
アンコールは「アンダンテ・カンタービレ」。

写真は、東京芸術劇場オリジナルグッズのフクロウ。去年きりん舎と第9へ行ったときに購入。
池袋は、フクロウをキャラクター動物にしたてて街おこし。いけふくろう、の洒落だ。そういえばこの劇場内の中国茶ショップの名称も「福楼」だったな。


camera: Pentax MZ-M + FA50mmF2.8 Macro  film: Fuji SUPERIA100

SQW#46

2006年02月22日 | T-PROOF

晴海トリトン内の第一生命ホールへ。
「クァルテット・ウェンズデイ」シリーズ、第46回。もうそんなに続いたのか。
月に一度、水曜の晩に弦楽四重奏を。このホールのオープン時からの企画だが、室内楽に最適なホールの特性を活かすべく、出演者もテーマも良く考えられており、19時15分開演というのもわれわれ勤め人にはありがたく、私もときどき足を運んでいる。いつも当日券でふらりと入る。

さて本日は、近年ヨーロッパで評価急上昇中のドイツの俊英、クス・クァルテットの登場だ。期待できるぞ。
「Homage to Morzart ~ モーツァルト生誕250年に寄せて」と題されたコンサートだが、「ハイドンセット」あたりのモーツァルトの名曲をやるわけではなく、以下のようなちょっとひねったプログラム。

 ・モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80
 ・ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
 ・モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 <休憩>
 ・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2(ラズモフスキー第2番)

実はこの曲目曲順が、縦横に、二重三重に関連性を張りめぐらせた、周到綿密な彼らならではのものだということがわかってきた。モーツァルトへのオマージュ、ウィーンつながり、そして・・・。
アンコールは、J.S.バッハのオルガン曲の編曲で、ライプツィヒ・コラール集から「われは汝の御座の前に進み」。バッハの絶筆との説もある曲。クァルテットのアンコール曲としてはなんとも異例だが、なるほど、本日の底流にはいわば裏テーマとしてバッハがあるのだ。ウィーンの作曲たちのバッハの対位法世界への憧れ、畏敬。ラズモフスキー2番の第2楽章には“BACH”の音型(変ロ-イ-ハ-ロ)出てくるし。音楽学や楽典に詳しい人なら、さらに多くのことに気がつくのかもね。

演奏も良かった。
美音。艶の乗ったこってりした美音ではなく、純水のような。大きさ重厚さで訴えるのではなく、4本の線の動き、絡まりをくっきり見せていくタイプか。1曲目のモーツァルトを聴いての印象。この特徴はベルクでも活きた。主題提示、やさしくやわらかく入る。切れ味鋭くというよりは、絶妙なバランス、均整美。ベルクの響きの、ときに儚げな美しさを再認識。
「アダージョとフーガ」は(意外にも)ロマン派寄りで、アダージョを肉厚な響きで、フーガを逞しく。意図的に様式を変えて演奏されるモーツァルトの少年時代と最晩年の作品との間に、20世紀初頭のベルクを挟んだことの効果がよく実感できた。
休憩後のベートーヴェンはいったいどうなるのか、との期待が膨らむ。これはまた4人ともがたっぷりと歌いこんだ、シューベルトを聞くような美しい演奏。それにしても弱音がきれい。デリケート。最弱音のあとのクレシェンド、この盛り上がりが来るたびに、私の心はグッときてじ~んとなったぞ。

クス・クァルテット。今後は大注目。たちまち私もファンとなり、会場販売のCDを買って、メンバー4人のサインもいただいて。

「クァルテット・ウェンズデイ」2006-2007シーズンのスケジュール告知のチラシを見たら、おお、9月にはモルゴーア・クァルテットのショスタコーヴィチ全曲演奏会があるではないか。都合がつけばぜひ行きたいなあ。


camera: Kyocera T-PROOF  film: Kodak HD400

播磨屋

2006年02月18日 | T-PROOF

歌舞伎座昼の部へ。
「一谷嫩軍記」陣門・組打の場。幸四郎が独自のやり方で見せたが、これには納得がいかなかった。
やはりこの場は、表向きは敦盛を討つドラマであり、そこを崩してはならないと思う。今回の幸四郎は、わが子を殺す悲劇に単純化矮小化して、勝手に作り替えてしまった感じ。平山武者所ら源氏方の軍勢にのみ敦盛討死を納得させれば良いのではなく、我々観客も「これにて見届けたり」と一旦は敦盛の死を受け入れてみたいのだ、次の「陣屋」の場でのどんでん返しが周知であることを前提に。で、時代浄瑠璃作品の重層性に感じ入り、複雑な世界の体現に挑む役者のワザを味わいたいのだ。
まぁいつも思うことだが、「陣門・組打」に続けて「陣屋」も出せば良いのに、なかなかその形では上演されないのが実際。

「幡随長兵衛」。これは吉右衛門が良いというより、吉右衛門以外では見る気がしない芝居。ひとたび覚悟が定まってからは、全くぶれず、隙がないから実に人物が大きい。情味も厚く、相変わらずセリフで酔わせてくれる。水野に菊五郎、お時に玉三郎を配し、他、段四郎、歌昇、團蔵、菊十郎、吉之助、等々皆揃って良く、爽快に楽しめた。

「春調娘七種」と「道行浮塒鴎」の感想は割愛。


camera: Kyocera T-PROOF  film: Kodak HD400

CS

2006年02月14日 | Pentax K-mount

暖かい。

わが家は衛星放送の電波をキャッチするには絶好のロケーション。
が、最近良い番組が無いね。歌舞伎チャンネルも。
見ないと毎月の視聴料がもったいないのだが。


camera: Pentax MZ-3 + Sigma 15mmF2.8 EX Diagonal Fisheye  film: Kodak MAX beauty400