20日(金)、初雪を観測した和歌山市。
冬本番の時季、温かい食べ物を気軽に楽しく食べられる方法はないか。
昨年10月、和歌山市が県タクシー協会などに呼びかけてスタートした「和歌山ラーメンタクシー」は、ドア・ツー・ドアで認定ドライバーお薦めのラーメン店へ案内してもらえるサービス。
今月1日(日)からは、複数のラーメン店を巡れるようにと、県内11店舗の協力を得て、タクシー利用者限定の「半玉ラーメン味めぐり」が始まった。
さらに現在93名居る認定ドライバーの中から9人が黒帯認定。
今回、黒帯ドライバー岡崎政雄さん(個人・岡崎タクシー)の案内で"味めぐり"に挑戦した。
【写真】黒帯認定のタクシーで市内のラーメン店を巡る
タクシーに乗るなり「いらっしゃい。どんなラーメンがお好きですか」と気さくに話しかけてくれる岡崎さん。
市内のラーメン店が掲載された地図を広げ、これから巡るお店を一緒に考えてくれる。
車内では歴史や豆知識について教えてくれる。
一般的に麺の量は120グラム程だが和歌山ラーメンは100グラム程。
屋台の名残であることや、麺の量が少ない分、早なれ寿司や卵のトッピングがあることなど、話の中に豊富なエッセンスが詰まっている。
そのはず、岡崎さんは、調理実習や製麺工場の見学など、市が実施する複数回のスキルアップ講習を受けてきた。
「和歌山ラーメンといってもタイプは様々。
お客様の好みに合ったお店へお連れすることで満足いただけるのが嬉しい」と話す。
次号に続き、"味めぐり"の感想をリポートしたい。
(次田尚弘/和歌山)