さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

涼を求め、県内各地へ いつもと違う、夏の思い出を

2013-08-18 13:39:16 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

和歌山ならではの熱中症対策」と題し、梅干しの効果をご紹介した前号の発行日(811日)。和歌山市で観測史上最高の385分を記録した。

 

県内各地でも同様に猛暑の日々が続き、近場でを求めたくなるのは筆者だけだろうか。

県内で最も涼しいところはどこか、昨年と比べ今年の猛暑はどれほどのものか、調べてみた。

 

  

 

使用したのは県内12箇所のアメダスのデータ。今年と昨年の81日から814日を対象とし、最高・最低気温それぞれの平均値を出した。

 

最高気温の平均値が最も低いのが高野山303分)で、最も高いかつらぎ362分)より6度程低い。

一方、最低気温の平均値が最も低いのが高野山195分)で、最も高い和歌山市265分)より、これまた6度程低い。

日中は全地点で30度超えの真夏日を観測。どこへ行っても熱中症対策は欠かせないが、朝夕の涼を求めるならば熱帯夜の定義(夜間の最低気温が25度を上回ること)を下回る場所へ行くのが良さそうだ。

 

ちなみに昨年の同じ時期における最高・最低気温それぞれの平均値と比較すると、最高気温では1~5度の上昇が見られ、日中の猛暑ぶりが顕著だった。

 

日中がこうも暑いと「夏の旅はしんどい」と言われるが、工夫次第でこの時期ならではの楽しみ方もできる。

筆者は先日名古屋を旅したが、日中は水族館と博物館、夕時はテレビ塔へ昇り夜景を楽しんだ。暑さ故のプランだが有意義だった。

8月も後半。「暑かった」では終わらない、いつもと違う夏の思い出を残したい。

 

(次田尚弘/和歌山)

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