日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

仕事が好きだという人たちについて。

2011-09-02 07:46:21 | Weblog
僕の職場には、「私は仕事が好きです」という人がいますが、その言葉をきくと、いつも違和感を覚えてしまいます。

たいがいの人は、好きなことならお金を払ってでも続けるほどのことを「好き」というわけですが、世の中に、お金を払ってまで仕事を続ける人というのはまずいません。

仕事を続けるのは、大なり小なりの報酬が約束されているからに他ならないでしょう。

それを便宜上「仕事が好き」と自己暗示にかけておけば、好きこそものの上手なれで、仕事もできるようになってくるというのはあると思うのですが。

しかし、自分に「仕事が好き」なんて暗示をかけてしまうから、職場から解雇されただけで人生が路頭に迷ってしまったり、定年後に何をしていいのか判らい人が出てきてしまうわけです。

「仕事なんか嫌いだし、できれば遊んで暮らしたいのです」という人の方が、僕は好感が持てます。

てゆうか自分がそうなのですが(笑)

イタリア人より500時間も余計に働いてようやく同じ稼ぎしかできない日本人ですが、何でも命をかけてしまう特性はやめて、少しは欧州の怠惰さも学んだ方がいいでしょう。

欧州の怠惰さとは、金持ちから税金をとって貧乏人に配るという考え方、つまり政治を変えていくということです。