日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

準備周到、しかし雪は止んだ

2008-02-03 22:40:52 | Weblog
今日は、思ったよりも大雪が降ったので、ちょいと車を出してみると、スベるは、スベるは。

北海道から千葉に引っ越してきて、20年になりますが、未だに車にチェーンなど付けたことはありませんでした。しかし、さすがに明日は早出の出勤ですし、路面が凍ると危ないので、まずは銀行に行ってお金をおろし、最悪はスタッドレスタイヤを買わなければならないなと覚悟して、オートバックスへ向かいました。

オートバックスでは、2万円以上もするチェーンを買い求める客で黒山の人だかりでした。スタッドレスタイヤ交換の待ち時間も4時間という、アンビリーバボーな状態。レジの近くの電話も鳴りやむことは、ありませんでした。

「2万も、3万もするものが、こんなに売れるんじゃ、笑いが止まらないだろうな」という客同士の会話が聞こえてきました。

驚くべきは、オートバックスの在庫能力で、チェーンが売れても売れても、どんどん棚に並べていく様を見るのは、気持ちの良いものでした。

カー用品店も、大店立地法によりマンモススーパー化したわけですが、今まで規制緩和や、供給サイドの構造改革を責めすぎて、ごめんねごめんねといってみたり。でも、よく考えてみたら、前もって予測しておけば、近所のガソリンスタンドでも注文して買えただろう、オレ。と、自分の落ち度に気が付いてみたり(笑)

そんなワケで、幼稚園児でも付けられそうなスーパーワンタッチのタイヤチェーンを購入し、お店の駐車場で早速取り付けてみたのですが、片側を54秒で装着できるといったお店のプロモーションビデオは、少し大げさなような気がしました。が、自分のルービックキューブの完成時間くらい、てゆうか1分半くらいで付けられましたから、これを考えた人は超越的にクレバーな人だと感心してしまいました。

ついでに、人間様の足もとも心配だぞと、東京靴流通センターに行き、北国使用のスパイク付き雪道も安心&完全防水シューズがあったので、速攻で購入。懐かしいというか何というか、中学時代に大流行したスノートレーナーを追い越して、小学生のときの、月星折りたたみ式スパイク付き長靴を思い出してしまいましたよ。

これで、僕の冬道の武装は最強に強まりました。

その後は、雪でもアイスバーンでも何でも来い! といった感じで道路を走行。オラオラ、準備の悪い奴らが、トロトロ走ってるんじゃないよっ! てなことも思いつつ。

気分が良くなると、すぐにお家に帰るのはもったいないので、スタッドレスタイヤを購入するかも知れなかった余分なお金で豪遊しているうちに、すっかり雪は止んでしまいました。

結局、チェーンは買わなくてもすんだ鴨(笑)

風邪をひかない秘訣

2008-02-03 10:52:55 | Weblog
僕は、転職して2年くらいになりますが、今日は二連休の初日というのもあって危うく風邪をひきそうになりました。数週間前の風邪のぶり返しになるところでしたが、最近会社では、風邪を引いて休む人が多いです。

このように2年間、まったく風邪をひかなかったわけではないですが、幸い休まずには済んでいるので、職場の人には風邪を引かない人物だと思われています(笑)

でもなんとなく、風邪をひかない秘訣というのも、ある程度見えてきたような気がします。

それはまず、衣服を着用する際、一部は厚着で一部は薄着であるとか、身体の恒常性いわゆるホメオスタシスを狂わせるような、温度差を作らないこと。

皆さんも、「おへそを出して寝ると風邪ひくよ」とか親に言われた記憶があると思いますが、めまぐるしく変化する外気温に対して、人間の体温は一定の温度を保とうとしているわけですから、ファッションだからといって、おへそを出して歩いたり、生足で表を歩いたりすれば、いくら高度なサーモスタットを人体が備えているとは言え、機能が追いつかなくなるものと思われます。

今日風邪をひきそうになった原因を思い起こすと、表が寒かったので、厚手のオーバーを着てパチンコ店に行ったのですが、店内が高めの温度設定だったのに、中は薄手のシャツだったので、脱ぐには寒いし、しょうがなくオーバーを脱がないで遊技に夢中になっていたのが、風邪をひきそうになった原因でした。

エヴァンゲリオンの新台をやっている途中で、頭が痛くなってきたので、風邪になりかけと感じて、もう少し遊びたいのを我慢して損切りし、店外に出たのがかなり良い選択でした。家に帰って、速攻でエスタック・イブ(と同じ処方の風邪薬)と、夕食には魚肉系のタンパク質を取り、現在はだいぶん回復しました。

季節の変わり目の急な温度変化で風邪を引きやすいというのはありますが、冬になって急激に暑い環境で長時間我慢していると、やはり体調を崩してしまうようです。人体は、冬の外気温に対応できるように長時間かけて温度調整を対応できるようにしているものと思われますから、冬のまっただ中に、夏場と同じ室温に放り込まれると、これもやはり体調を崩す原因になるのでしょう。

季節の変わり目には、衣類を外気温に遭わせてマメに着替えることが大切だと思われます。

あとは連休になって、気を抜きすぎると風邪をひくというのもあると思われます。

人間がふだん吸っている空気というのはウィルスだらけなわけですから、隙あらば、人間の恒常性を破壊しようと常に狙いを定められているような気がします。

おそらく、意志の力が免疫性に、なんらかの変化をつけられるのではないでしょうか。

僕の弟は、手洗いと、うがいをやっていれば風邪をひかないと豪語していたその1時間後に、久しぶりの風邪をひいて寝込んでしまいましたから、自分は大丈夫だと、気を抜いて安心してしまったところに、ウィルスの強盗団が襲いかかったきたようなこともありました。

以前、風邪は、憑依現象に似ていると、シュタイナー思想の先生に教わったことがありますが、まさに人間の高慢さや、気の緩みの隙をついてくるところが、憑依現象そっくりです。

憑依現象への対応のように、「風邪には、付き合わないこと」というのが、先生の言葉でした。

彼も長年風邪をひかない達人でありました(笑)

日本に住みながら、引き裂かれた個体であるということ

2008-02-03 10:52:01 | Weblog
西村眞悟の時事通信より

http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=329
1,私の長男の死は、もはや私事ではないので、おおくのことが分かってきた。
 如何に多くの若者が鬱により苦しんでいるかが分かった。これは深刻な「時代の病」である。
 ここから見えてきたものは、お互いに無関心な、荒野のような日本社会、戦場のような日本社会の荒涼たる姿である。これは、拉致被害者に無関心で長年なされるがままに過ぎていった土壌と同じである。
 この背景には、「引き裂かれた自我」があるのではないか。
自分が意識できる自我は小さいものである。それを支える大きな「無意識の自我」、さらにその母体としての「民族の自我」があるが、
戦後六十年のなかで、遂にこの日本人の「民族としての自我」が引き裂かれているのではないか。
 よって、我々は国柄を取り戻し、ご先祖から受け継がれた「民族の自我」、「無意識の自我」と調和する社会を回復しなければならない。
 これこそ、即ち「戦後体制からの脱却」である。
 市場原理主義、国境を否定した地球主義、改革主義のなかで、日本という国家も日本民族の歴史も、日本人も見失われた。
 この見失われた荒野と青年の鬱は直結している。
 よって、私の政治行動は、これら見失われたものを回復することであり、当然、林太郎と共に歩むことになる。

(引用終わり)

社会と引き裂かれた自我、そして国家を結びつけるところが、西村さんらしいところですが、まあそれ以前に、グローバル化されていく社会などに巻き込まれて、なにものにも、あらゆる共同体にも属しない個の確立なんて、まったく出来ないとは思いませんが、そうとう至難の業だと思うわけです。

日本は、昔からの地域コミュニティーがほぼ崩壊しているところで、一人か二人で住んでいる家族形態がふつうになりました。一昔前のニューヨーカーと同じように、お利口な人間ほど結婚などせずに、一人で住んでしまいます。

口うるさい親戚も、うざいと思われていた世話やきオバサンも、今となっては貴重な存在でした。それどころか、男女の共同生活すらトラブルの壁ひとつで乗り越えられなくなっていますから、個の確立の一方で、コミュニケーション能力がどんどん弱くなっているのでしょう。

外国人が日本に住むと、もの凄い孤独感に襲われるといいますが、当の日本人が一番苦しんでいるのでしょう。

まさに、この日本に居ながら、共同体の心地よさから引き裂かれ、味気のない虚無的な空間に拉致されたのが、現代の個々の日本人の姿のような気もするわけです。

とはいっても、引き裂かれた個体の中で、哲学書とか思想書、昔ならカミュやドストエフスキーの小説などを読んでじっくり自分の内面と向き合うなどして、孤独に耐えられる人間はごく少数です。

それどころか、孤独に耐えられない希薄な人間同士は、携帯メールが気になってしょうがなかったり、インターネットのレスポンスが気になってしょうがなかったり、異性との関係に自信が持てなかったり、そのあたりの軟弱さなどは、一般的な現代人の心の有様なのでしょう。

近所や、親戚のコミュニティー崩壊を補うように、創価学会などは、家族的な共同体の安心感を武器に信者集めをしていますが、たいがいの日本人は浄土宗や、浄土真宗の系列であり、先祖からの慣習すら切り離そうとする創価学会のしつこい勧誘が嫌いでしょうがないでしょう。世界中で、宗教間の軋轢が超えられないことが、だいたい証明されていますから、今更宗教という時代ではないのです。

小林よしのりも、大東亜戦争を見直し、日本人の歴史を肯定的に共有し直すところから共同体を再構築していこうとしましたが、ネット右翼は小林から離れ、バランス感覚を失ってしまいました。小林が産み落とした副産物は、小泉&竹中の大応援団になってしまいました。

鬱病は治らないといいますが、コミュニティーにも、歴史にも、宗教にも頼れないのなら、薬で症状を軽くしていくしかないのだろうか。

鬱病患者に「頑張れ」という言葉が禁句だというなら、こんなに頑張らなくても生きていける世の中にしていくことのほうが、大切なんじゃないだろうか。

もしかすると、鬱病になる人の方が人体の正常な反応で、今の日本が、戦場であるという認識の持てる人間だけが、ただ生き延びられているということのような気がします。

戦場には、子供を産み落とさない、戦場では強い者だけが生き残る、戦場では散財しない、戦場では、同じ場所に長くいない、戦場では不用心に人を信用しない、戦場では隙あらば自分の利益のために奪い取る、まさにこの日本は、戦場ではありませんか。

自炊のススメ

2008-02-03 10:51:08 | Weblog
行政後手でギョーザ被害拡大
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=395825&media_id=2

前に、「たかじんのそこまで言って委員会」で、中国人窃盗団が日本で犯罪を繰り返す問題を取り上げていましたが。

そこで、元警視庁刑事の北芝健が言っていたのは、「戦前、酷い目にあったのだから、日本人には何をやってもいい」という反日教育の影響が、少なからず中国人の心理にあるということでした。

それを踏まえて考えると、日本の食卓に毒を入れることを平気でやる人間が中国にいても不思議ではありません。身内が戦前日本人に殺されたと思いこんでいる人間がいるとなれば、なおさらでしょう。

スーパーで4割引、5割引の日に、冷凍食品をまとめ買いする主婦がたくさんいますが、中国で生産されたものであれば、それでも利益が出ているということなのでしょう。

餃子の具なんか、何が入っているのか見た目で分かりませんし、肉をミンチ状にしてあるハンバーグや、煮込んだカレーなんかも、何が入っているか分かりません。

食料品の輸入超過も考え物で、中国に産業の多くを移転してしまったのも考え物です。スーパーで女性の買い物かごを覗いたら、冷凍食品やインスタント食品や出来合いの総菜なんかで一杯です。最近の主婦は、料理なんて、ロクにしていないのでしょう。

食料は、国内で生産したものを、自分で調理して食べるのが正しいですな。

できれば、自分の畑で作ったものを、自分で食べることができればベストですわ。効率主義の現代において、なかなかそんな手間のかかることはできないのですけどね。

料理は、なるべく自炊をするようにしましょう。

ミュージックプレイヤーは魔法の箱

2008-02-03 10:50:05 | Weblog
ちょっと恥ずかしいですけど、僕のケータイ(てゆうかPHS)の中に入れてある音楽の一覧です。

Andrew W.K,Mr.Children,B'Z,GLAY,Christopher Cross,Mariah Carey,The Carpenters,スピッツ,辛島美登里,中島みゆき,徳永英明,八神純子,沢田知可子,みのや雅彦,大月みやこ,松山千春,やしきたかじん,中西圭三,広瀬香美,宇多田ひかる,シャ乱Q,X-JAPAN,土屋明子,矢沢永吉,スガシカオ,平原綾香,横山輝一…etc

デジタル家電になって、音楽の聴き方も一新しましたが、SDカードやハードディスクに音楽を入れていくと、何百曲、何千曲も収録できるので、コレクターの心理に似たものが生まれてきて止まらなくなります。

これで何をするようになるかというと、スタンダードな歌謡曲の他に、懐かしの曲を求めて、中古のCDを買ったり、ネットオークションでCDを落札するならまだいいのですが、最近のCDショップなどに行くと昔の音楽もけっこうあるので、それらをわざわざ新品で買い求めたり、音楽配信で曲をダウンロードするなど、けっこうお金がかかる行動をとってしまいます(笑)

winnyのような違法ダウンロードの方法もあるにはあるのですが、ウィルスを引っ張り込む可能性や、コピーノイズが含まれている可能性、更には逮捕される可能性もあるので、やはりお気に入りの曲は、CDを持っていた方がいいということになります。

音楽の楽しみ方といえば、タイトルもわからず、長年追い求めていたあの曲を手に入れた喜びの瞬間は、素晴らしいものがあります。

そんな感じで、松山千春の「七つちがい」「大いなる愛よ夢よ」、やしきたかじんの「泣いてもいいか」、安全地帯の「オンマイウェイ」、みのや雅彦の「冬の嵐」、五十嵐浩晃の「ディープ・パープル」、八神純子の「思い出は美しすぎて」などを、苦労して手に入れました。

基本的に日本語を美しく表現できる歌唱力のある歌手と、脳が溶けてフニャフニャになるような曲が好みなのですが、これをいつでも聴きたいときに、聴くことができるなんて、デジタル家電の奥の深さがわかるというものです。

最近触手が動いているのは、HDD内蔵ミニコンポと、SDカードスロット&HDD搭載カーナビの二つ。これを手に入れて、パソコンとミュージックプレーヤー兼用のケータイと組み合わせれば、「オレ様だけのオレ好みのジュークボックスネットワーク」を完成させることができるからです。

振動の多いカーステレオに、CDプレーヤーというのは、けっこう故障が多すぎましたね。

日本とアメリカ

2008-02-03 10:49:12 | Weblog
昨日、一昨日から放送されているNHKスペシャル
日本とアメリカ 第1回 深まる日米同盟
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080127.html
日本とアメリカ 第2回 ジャパン・パッシング“日本離れ”との闘い
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080128.html

を見ましたが、米国人よ、おまえら本当は、ジャパン・パッシングをする気なんかサラサラないのによく言うよ!てな感想です。

でなければ、なぜ米国のそうそうたる要人が、あれだけ熱心に市場開放を迫ってくるのかワケがわからないでしょう。僕が政治家なら、「日本は市場開放する気がないし、グローバリゼーションに乗り遅れても結構だ。あっち行け」と言いたくなります。

皆さん、市場開放を受け入れて、今までいいこと何かありましたか?

日本農業衰退の一番の原因は、戦後の小麦粉の大量輸入から始まって、大豆、トウモロコシの大量輸入で更に穀物自給低下に追い打ちをかけられ、トドメに牛肉・オレンジ・コメが自由化されたことに原因があるわけですよ。それが米国の地方票つまり共和党の得票にも繋がっていったわけです。その後の流れは、保険や金融の自由化で、伝統のある生命保険会社が経営的に立ち直れない水域にまで追いやられたのですよ。日本の金融機関も次々買収されました。今後は、医療機器メーカーなんかが国の規制によって自分たちが守られていたのだと、痛いほど判るときがきますよ。証券と、金属と、穀物市場を一本化して効率的に金融商品にしてしまうことで、物価が何倍にもハネ上がる時がきますよ。たいがい日本人が損して、外国人が利益をかっぱらっていく結果となりますよ。てなことを言いたくなるわけです。

ACCJ(在日米国商工会議所)の米国人たちが、日本の国会に陳情する様を見て、ぜひとも日本経済復活の会の陳情も、負けずに頑張って欲しいと思いましたが、選挙権のある日本人が政治不参加の意思表明つまり投票離れをおこしてしている一方で、選挙権のない外国人ビジネスマンが日本の政治に興味が尽きないのでは、困ったものだと思いました。

日米同盟に関しては、いつから日米安保という言葉を使わなくなり、何年の何月に同盟なんて結んだんだと言いたくなりますが、日米安全保障条約がより広域的な日米二国間以外の条項が含まれている意味を忘れさせる、米国サイドからの軍事的な意図を感じさせられます。

日米同盟という軍事関係がどのように変わったかと言えば、日本をもっと軍備強化してよね。米国の兵器をもっと買ってね。これからは何かあったら日本人が血を流しなさいね。でも、米国を脅かすから核兵器は持ってはだめだよ。F18もイージスも、ダウングレードした高いモノをたくさん買ってね。日本の最先端技術だけ、日本の防衛費でタダで輸出できるようにしてちょうだいね。間違っても国産戦闘機や、国産ミサイルを作っちゃだめだよ。これからも米国が戦争するときは、米国債をどんどん買ってタダで戦争できるようにしてね。燃料もタダで永遠に補給してね。これからも、米国の支配下でしか動かないようにね。わかったアルね。

てな感じの奴隷従属関係になってしまいました(笑)

さて、「日本とアメリカ」は、第3部の野球選手の買い付けも、だいたい想像できますけどねえ。

日本のスター選手を割安で買い付ければ、他の大リーグ選手の報酬を下げる口実になりますし、日本に放映権を高く売りつけることもできます。

日本の若者には、価値のある日本人が、どんどん海外に買い付けされていって、それを賞賛するような空気までありますからね。

本当に景気がいいなら、海外や国内の有能な人間を、国内企業で雇えるようになるのが、経済の強い証みたいなものでしょうに。

大田弘子大臣の言った通り、日本はもはや経済の一流国ではないという話の方が本当なんですけどね。

大阪人は終わったではなく、だいぶん前から終わっています

2008-02-03 10:47:58 | Weblog
皆さんご存じの通り、橋下徹弁護士が当選したわけですが、立候補を表明した当初、「なんで自民なん?」てゆうのが最初の感想でした。

彼が野党公認で出てくるのであれば、応援しないこともありませんでしたが、彼は打算家のようですし、当初から当選確率の高い選挙手段を考えていたのでしょう。

タレント候補と揶揄されていますが、彼がレギュラーになり関西で放送されている「やしきたかじんのそこまで言って委員会」や、全国区で放送されている「行列のできる法律相談所」などは、とても人気の高い人気番組ですし、最近のポピュリズムの蔓延を考えると知事選に立候補することのできる土壌が、しっかり固まっていたということでしょう。

政治という真面目な舞台に、横山ノックを何度も当選させる大阪府民の政治モラルを考えれば、大阪を選挙の舞台として選ぶのは、常套手段であると言えなくもありません。

ただ、彼が自公公認である以上、自民党に解散総選挙の追い風の時期をつくってしまったのではないかと心配です。

さて、日本の将来は、佐賀県では島田洋七が知事になったり、北海道ではタカ&トシが知事になったり、総理大臣が明石家さんまになったり、そんな未来を想像してしまいます。なんだか、楽しそうだ。

タレントとしては終わっていた宮崎県の東国原知事があれほど、メディアでの取り上げられ、目立つ扱われ方をしていることを考えると、知事職というのは一国一城の主ですから、一年生扱いされるだけの国会議員よりも、ずっと短期勝負で、知名度を安定させられる選択であるものと思われます。

不況になると、お笑いが流行るといいますが、日本全国お笑いになりそうな空気になりました。

でも、ほんとうに大阪は終わっていますね。

バブル崩壊後に、大阪商人を見習えという特集の本を読んだことがありますが、結果として、大阪人の値切りの厳しさが、デフレを加速させて地域全体を真っ先に不況の海にしてしまったことを忘れてはいけません。

役所の無駄遣いを批判などしたところで、大阪の支出が、多くの民業も食わせてきたわけですから、逆に、中央からどんどん利益誘導できる政治家が出てこなくてはなりません。

しかし、大阪本社の会社にいましたからからねえ。大阪の会社は、社長業に無駄に権威が強すぎたり、なぜか東京人に敵対意識を持っていたり、そのくせ東京進出をたくらんでうまくいかなかったり。お給料はびっくりするくらい安かったです。今考えると、大阪はとてもユニークなものだらけです。

不況とお笑いのセット商法。日本全国、吉本化が進んでいるなと思う昨今です。

ちあきなおみは、素晴らしい!

2008-02-03 10:47:12 | Weblog
昨日の「たけしの誰でもピカソ」を見て、ちあきなおみの特集を組んでいました。↓「赤とんぼ」「冬隣」など、ほんとに素晴らしい!
http://jp.youtube.com/watch?v=KvzcgYcmRDY&feature=related

昔は、大人の雰囲気を感じさせる女性って、いたんですよね~。

今は、コドモ大人ばっかりですから。

たまに、友達にキャバクラに連れて行ってもらっても、ガキンチョばかりで興ざめしてしまいます。

「赤とんぼ」でイメージされる女性居酒屋店主が近所にいれば、通い詰めちゃいますね~。

ガソリン税について

2008-02-03 10:46:27 | Weblog
株価暴落で日経平均が1万2千円台に割り込んだ22日が、本当に底値だった気がする今日この頃、皆さんお元気ですか(笑)

ガソリン税について考えてきましたが、各党それぞれこんな感じでしょう。

・自民党案 暫定税率を10年間延長
・民主党案 3月31の期限切れで終了
・国民新党案 暫定税率の維持+緊急経済対策

僕は当然、国民新党案を支持します。

自民党のただ新規道路だけ造っていればいいというのも困ったものですが、民主党の暫定税率撤廃も、将来のことをな~んも考えていません。新潟震災の道路崩壊ように、全国に50万ヵ所以上あるという危険な道路だらけなのに、財源を一般財源に吸収させればどうなるのか想像できるでしょうに。

日本を訪れた外国人が見れば「蜘蛛の巣に覆われた空」と表現されるように、電線の地中化もまったく進んでいません。開かずの踏切も、馬鹿げたインフラストレスを未だに引きずっています。

将来できる道路よりも、明日の生活費の方が大事だというなら、そこで知恵を絞るのが政治家の仕事でしょう。

今月23日に、国民新党がガソリン高騰に伴う負担軽減案と、それに伴う財源の確保を出しているので、これはかなりベストに近い法案だと思われます↓ 愚かな国民から追放された、優秀な政治家たちの良心が見受けられるでしょう。


http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20080123.shtml

石油高騰から国民生活と経済を守る緊急経済対策
(石油高騰に伴う国民負担軽減給付制度に関する提案)
平成20年1月23日

国民新党

最近の石油価格高騰に伴う国民生活の深刻な負担増加を緊急に解消するため、負担増加額の概算を推計し、あわせてそのための財源を検討する。

1 負担増(概算推計)

ガソリン 平成17年半ばの水準の120円/Lに戻す
6000万KL(600億円/L)×30円(150円-120円)=1兆8千億円
軽油 平成17年半ばの水準の100円/Lに戻す
3700万KL(370億円/L)×30円(130円-100円)=1兆1千百億円
灯油 平成17年半ばの水準の60円/Lに戻す
2500万KL(250億円/L)×38円(98円-60円)=9千5百億円
合計 3兆9千億円

2 財源

外国為替資金特別会計の運用収入
外貨準備金110兆円の19年度運用収入3.6兆円のうち、2.1兆円を充当する。
ア 積立金の繰り入れ1.8兆円全額
イ 一般会計繰り入れ1.8兆円のうち3千億円を充当
財政投融資特別会計の運用収入
20年度予算5兆円のうち、本年度利益として計上されている1.8兆円を充当。
合計 3兆9千億円

3 給付

原油価格上昇時点(平成17年1月)以降の領収書を持ってきた人に、次の給付場所で支給。

給付場所:郵便局、政府系金融機関、農協、市町村役場税務課

スタグフレーションの時代

2008-02-03 10:45:37 | Weblog
スタグフレーションの時代には、値上げしようとしても、値上げしたところから潰れていくと以前ここで書いたような気がしますが、昨日の「ガイアの夜明け」でスーパーマーケットの値上げ攻防の様子を見て、「あ~やっぱり」といった感じです。

ちなみに、スタグフレーションをおさらいして簡単に言えば、所得を減らしながらの物価高、いわゆる悪性インフレなわけで、昔は、インフレになっても、それ以上に給与が上がったりしたので、今ほどに問題にはならなかったわけです。

僕の近所のドラッグストアでも、カップヌードルの値段がいきなり158円に値上げされたので価格の動きを観察していたら、やはり元の98円に戻っていたので、そりゃそうだろうなと納得して帰りました。皆、そんな高いもの買わないで、割安の一平ちゃんや、素うどんでっせ、を買いますがな。

番組の中で「(値上げをさせないのは)資本の暴力だ」という意見もありましたが、「価格はお客様が決める」といった大手スーパーの人の話しは正しくて、どんどん縮小していく中間層の可処分所得の中で、供給者が悪あがきしているだけです。

あげくの果てに、ショップブランドで3パック20円の納豆を出すのですから、もう話になりません。

ショップブランドなら、名の知れたメーカーと同じ工場内で作られたものが、広告費と営業コストをゼロにした安い金額で提供できるのですから、今度は既存のメーカーがたまったものではなくなります。

そして肝心の消費者は無事かといえば、そうではないわけです。

ショップブランドの商品がはびこり、既存メーカーの商品が売れなくなると、収入を減らしたり失業するのは、既存メーカー、広告業者、安値でショップブランドの製造を委託されている業者なわけです。

消費者も、一方ではどこかの勤め人、いわゆる供給者である場合が多いですから、めぐりめぐって、自分のクビが危うくなるわけです。

それが、一次産品のインフレも伴って、デフレ時代の倍のスピードでスパイラル曲線を下降していかなくては、ならなくなるのでしょう。

一次産品のインフレを止めるのは、高騰していくガソリンや小麦に対抗するべく、供給力を高めていくことしかありません。

スタグフレーション対策として、今ただちに国がやるべきことは、小麦トウモロコシの高騰については、減反政策を直ちに停止し、休耕田に小麦を作るなり、公的機関の食堂や、学校給食はすべて米を主食にするなり、原油価格の高騰には、太陽光パネルを日本の全家屋に設置するなり、ハイブリッド車や、電気自動車、水素エンジン車の普及を一刻も早く普及するべく、代換エネルギー自動車関連税を無税にするなり、ケインズ政策で国民所得を上げていくなり、ガソリン税などにこだわる前に、やれる事はたくさんあるでしょうに。

とか言いながら、これだけの危機を、な~んにもしようとしない福田首相なんですけどね。