雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の才能なし俳句「暑気払い」

2017-08-05 | 日記
   ◇里山や 暮れて地蔵へ 青き柿◇

   ◇水平線 入道どのは 仁王立ち◇ 

   ◇いかづちや 雨のにおいが寄す 木立◇

   ◇街路樹へ 初蜩(はつひぐらし)の お中元◇


 最近、当ブログはほったらかし。更新らしき更新は皆無である。極老のうえ、癌の治療中であることの所為にしておこう。とは言え、抗癌剤で苦しんでいるわけではない。高額な皮下注射と、錠剤で、医者に言わせれば「進行を抑えている」のだそうな。このあと、年の暮れあたりから「コバルト治療」に移行するのだそうであるが、近くにそれが出来る病院がないので、通院が大変である。一応、「入院」を頼んでみたが、断られてしまった。「もっと遠方の患者が多いから」というのが理由。極老だから仕方がないか。

   病気臭い話はこっちゃへ置いといて (/・ω・)/

 ブログをほったらかしにしているのにも関わらず、猫爺の拙い創作を読んでくださる方々がおいでになり、感謝に耐えない。大袈裟かも知れないが、猫爺の「生き甲斐」とも言うべきである。三行ほど読んで止められた方々をも含めて「有難う御座います」と、ごま塩頭を下げている昨今である。

 猫爺の連続長編小説は、大きな欠点がある。最初に書いた「能見数馬」から、最終の「賢吉捕物帖」まで、今までの登場人物が再登場して、大なり小なり関わっていることである。(それ以外も欠点だらけであるが)
 例えば、大坂堺生まれの「チビ三太」は、小説「佐貫鷹之助」の終盤から登場して、「チビ三太、ふざけ旅」、「三太と亥之吉」そして「江戸の辰吉旅鴉」にまで登場する。守護霊の「新三郎」は、途中の「池田の亥之吉」には登場しなかったものの、「能見数馬」から、「江戸の辰吉旅鴉」まで、登場している。あたりまえのように登場してくる登場人物(幽霊も)に、違和感を覚えられた読者の方も居られよう。謹んでお詫び申し上げる次第である。

 また、尻切れトンボになっている作品もある。まだ書く気力はあるので、頑張ってみようと思う。それもこれも、頑張ろうと思うのは、読者の方々のお蔭様である。くどいけれど、本当に有難う。