ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その6 閉幕、さらば水戸

2010-04-10 17:05:19 | 同人活動
さて午後もだいぶ時間が経った頃、
ふざけおにさんが来られる。

小生の同人活動をサポートいただいている方の
ひとりだ。

なんか、過分な差し入れなどを頂戴してしまう。

お礼をしようにも今回、新刊が何も無い。

なので、
こんなこともあろうかと思って
密かに準備しておいた(真田さん風)
お手製水戸記念絵葉書を贈呈。

すると、なんとイラストまでお願いされる。

面映いのですが、お返しできるものが
ありませんので、こんなものでよろしければ
と、お請けする。

何で描きましょうか。
いつも使っている、ZEBRAのつけペンと「墨の華」は
無論持ってきておりませんので
ミリペンとコピックで描く。

ミリペンを使ってライブで描く!
っていうのは、大学の漫研時代に
よく似顔絵描きでやっていた手法。

其の頃は、下書きなしの一発描き
ひとりあたり3分、1日100人描き!
なんて訓練をやらされたものです。

ノリは体育会みたいです。
最近はどんなのかなぁ・・・。

ですんで、生で絵を描くのは抵抗がないのですが
欠点として、
描き出すと絵に没頭してしまう、というのがあります。

相方がいるときは、その間売り手を頼みます。

不思議なもので、「売らんかな」でギンギンになっていると
お客様は寄ってこず、かえってその体勢を崩し
一心不乱の物書きモードに入ると、
逆にお客様が寄ってくるのです。


小生、絵を描いていると周りの事が見えなくなりますんで、
何回か、
「これ頂いていいですか?」と声をかけられ
慌てて我に戻って接客させて頂くことも。


出来上がり。
悪くないと思われるので、記念撮影。




我ながら、誰かのタッチに似てるかなぁ
と思いを廻らせていると
ふと口をついて出てきたのが
わたなべまさこ先生 の名前。

「忠津陽子先生、文月今日子先生の模写から入って
 高橋留美子先生やら何やらを経て
 ぐるりと廻って
 わたなべまさこ先生のフォロアーに辿り着いたか?」
 (大いなる勘違い)


それはそれで面白かったりして。

無事色紙をおにさんに謹呈!
握手をさせて頂き、再会を約します。

「次は(通っていれば)夏のコミケットで・・・。」


しばらくボーっとしていると、
ゲーム系即売会を主催するあさのんさんと、
同人作家で、小生と同じバルディオスの作品も描かれる
岬龍飛さんが来られる。

短い間ですが、話し込む。

今年は「バルディオス生誕30周年なので、何かやりましょう!」
ということで、意見が一致。

おし、あたしの描きかけの作品もなんとかしちゃいましょう!


時間が進み、閉幕間近。
ブロック担当のスタッフさんが、
「ブロックノート、みませんでしたか?」と
涙目で来られる。

早々に撤去されたサークルさんもいらっしゃるので
荷物に紛れ込んでしまったのか、出てこないようだ。

スタッフさんは、上長の方を連れてこられ
再度聞きまわっている。

最近の人には、ブロックノートなど
なじみが薄いんで、持って帰ったんだか、
間違えて捨ててしまったんだか・・・。


そうこうしているうちに、閉幕のアナウンスが流れる。

「これをもちまして、コミケットスペシャル5 in水戸を
 閉幕いたします。皆様、お疲れ様でした!」

サークル参加者も一般参加者も、スタンディングオベーションです。
パチパチパチパチ・・・・・。
それがやがて、三本締めに変わる。

シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャン

「もう一丁!」

シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャン

パチパチパチパチ・・・・・。

そして、お隣の赤毛のアンサークルさんが
お客さん、スタッフを巻き込んでの乾杯を始められる。




小生も一献、ゴチになる。

五臓六腑に染み渡る美味さである。

これが、コミケット・スペシャルの醍醐味であろうか・・・。
これはレギュラーのコミケットでは、経験できない味であろう。

ほろ酔い加減で会場の外に出ると
メインストリート一帯に音楽が流れている。

よく効くとボーカロイドの歌だ。
初音ミクの唄う茨城県歌か、水戸市歌なのであろうか?

まあ、総括などをしてみると

「同人誌即売イベントとしては、今ひとつだったが
 お祭りイベントとしては、成功!」

てなところじゃないでしょうかね?

買い手にしてみると、あまり目だった新刊もなく、という感じで
売り手にしてみると、客足がいまひとつ。

そもそも、この規模でオールジャンル即売会、というのは
どっちつかずの感が強いですね。

でも、お祭りとしてみると
楽しさを満喫させて頂いた、という感想です。

早々に、「売るモード」をあきらめたのが
良かったのかもしれません。

帰路、
水戸駅から見た夕陽の美しさが
これまた忘れられません。

皆様、お疲れ様でした。

また、お会いいたしましょう。


コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その5 開幕

2010-04-10 17:02:28 | 同人活動
さて開幕しました。コミケットスペシャル5

本日は一人なので一日店番です。
それだと、大好きな同人誌が一冊も買えません。
「悔しいです!」(ザブングル)
ですんで真向かいのモ○モ○さんに、開場と同時に
並びます。
開幕と同時に職場放棄です。

よしんばお客さんが来ても、放置!
いい加減だなぁ・・・。

まあ距離でいうと通路を挟んで5歩くらい。
おそらくうちは一番の至近距離ですんで
並び順は1番。
「モ○モ○に一番で並んだどー!」
と、心の中で絶叫。

購入後、即スペースに戻る。
この間一分という感じですか。

まあ、その間拙サークルはおろか、3階のエリア一帯
お客様がひとりもきません。
心配は杞憂に終わります。

「これは、普段のコミケに輪をかけて
 ヒマヒマ星人来襲だぞ!」

と半ばあきらめる。

30分くらい経過すると、お向かいさんや、
その他の壁サークルさんにポツポツと列ができる。
だがそれも、長くは伸びない。

モ○モ○さんも、常に人だかりはしてるものの
ついに大行列はできず。

「まあ、モ○モ○さんがこういう感じなら
 ウチはオケラ決定!ユルーくいきましょい。」

本日のモード決定です。これで気楽になれる。


気楽になったところで、伸び上がって
回りのサークルさんを見渡してみる。



ひとつ置いて左横のサークルさんは
ユニークな販売方法をとっている。

水戸コミケにちなんで
「宇宙海賊ミトの大冒険」の聖地巡礼本を
お買い上げ頂いた方に、その場で啖呵売よろしく
内容を名調子で15分ほど御説明。

全部聞いて頂いたお客様には、更に詳細版を後でメールで
お送りするというユニークなもの。

啖呵売の名調子を聞くとはなしに何度も聞いて覚えてしまう。
面白いサークルさんだ。

お話をしてっみると普段は「赤毛のアン」サークルさんとのことで
二度びっくりであります。


そうこうしていると、「時刊新聞発行局」の方が
記事募集に廻ってこられる。

時刊新聞とはSF大会などで有名な、イベントの進行状況などを
1時間単位で新聞の形で発行されるという
お祭り気分満点のサークルさんである。

小生は不勉強なんで、コミケでは初めてお見かけする。
嬉しくなってしまい、記事を寄稿する。

その後1時間に一回の割合で、新聞配賦に
各スペースを廻って来られる。

面白い。

くだんの「赤毛のアン」サークルさんは
遊び心満点で、時刊新聞さんが来られる毎に
「給水所です。お水どうぞ!」

と振る舞い酒をしている。

そう、このコミケットスペシャルの従来の
コミケのルールと異なる、最大のものは

「会場内、アルコールOK!」ということ。
お祭り気分がより一層盛り上がる。


ブロックノートが廻ってくる。

懐かしい!

今やその習慣は廃れてしまいましたが
晴海コミケの頃にはやっていました!

白紙のノートをブロック内で
回覧板よろしく巡回させて、各サークルが
思い思いの絵やら、文章やらを描くもの。

拙ねこらい堂は、バルディオスが葵の御紋の印籠を
「むん!」と突き出して
「祝!水戸コミケ開催!!」
と絶叫しているというものを描く。

太いマジックで、大迫力で描いたので裏写りしている。
スンマセン!

お隣のサークルさんにまわす。
お隣さんも
「最近のひとは、ブロックノートなんて廻されても
 わかンないかもしれませんねぇ・・・」
と仰る。
ジェネレーションギャップだなぁ・・・。


お昼をまわって、14時頃。

さすがに生理現象が厳しくなってきたので
本日二回目の職場放棄。

会場内、走るのは厳禁ですんで
早足で3階から2階の男子トイレに向かいます。

案の定、大行列である。
本日最大の売れ線サークルは、トイレ。
これに確定でありましょう。