今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

カリキュラムに問題? ~リン一家の家猫修行~

2018年03月28日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
リン一家を保護してからほぼひと月が経ちました。
当初はすんなりいくと思われた3匹の家猫修行は、このところ一進一退が続いております。クウにいたっては逆にノラ返りして、最近は保護者にまで威嚇する始末。3匹とも保護部屋を自分達の根城として認識していて、外への未練はあるもののクウ以外は特に騒ぐこともない。ただ、室外(別の部屋)にはかなり興味津々。保護部屋の中ではリンとキーはかなり懐いてきた。クウは、まだ触れず。

               
            網戸から外を眺めるクウ、リン、キー(左から)

               
                リードで外にいたニャーとご対面

保護部屋では、中に入るとすぐにリンとキーが寄ってきます。そして喉を目一杯鳴らしてスリスリのゴロンゴロン。キーは何故か足の臭いが好きで足に絡んできます。リンはそばに来てお腹出して「撫でて~」の催促。クウがそれを見守ります。

               
                    足に絡みつくキー

               
        キーの行動が気になるのか、とっても珍しいクウの大接近

しかしながら、保護部屋から出ると3匹とも完全ノラに戻ってしまう。まず人から逃げ回る。悪戯するときも人に隠れてしようとする。上目使いで見上げる。もう1ヶ月も経つのにこの状態から進展しません。

               
             オバンの"じゃらし棒"で遊ぶキーとクウ
                 (当初は多小懐いていた・・)

3匹の間にも少し変化が現れて、リンとキーは仲良しだけどクウは浮いた感じに。クウが気を許すのはキーだけのようです。

               
                      リンとキー
          リンはキーには優しいけどクウにはよく威嚇する

部屋から出すのは1日3,4回でそれぞれ1時間くらい。そのときニャーは外に、みうとちび太は別部屋に隔離することが多いが居合わせることもしばしば。居合わせてもニャーは無難、みうはリンと大接近しなければOK。(自分達で調整しています。) 問題はちび太とクウ。当初はそうでもなかったけど、今は威嚇したり追っかけたり。 もっともちび太は、誰でもいいから遊びたいだけのようだ。

悩ましいのはニャーで、この6匹が一同に介したときでもやはりみうに狙いを定めて追いかけて襲う。みうがちび太のちょっかいに気をとられている間に、ニャーが来て襲ったこともあった。そんなこんだで、なかなかリンたちに気が回らないのです。

               
                  特にリンは草が大好き
         好みの雑草をミックスして鉢植えにしてあげています

考えてみればリンたちを部屋から出すときは、こっちは食事の用意やトイレ掃除に床掃除、つまりじっとしていることがない。しかも他のニャンコと一緒になるとこっちの気が回らなくなるので、会わせないことが多い。要は家猫修行とは名ばかりで、家社会の共同生活者と交わる機会が殆どなかったのでした。

やっぱり"一緒に生活"しないとダメなんだな。その証拠に、来たばかりのちび太はまだ自分の居場所すら定まらないけど、もうずっと前からこの家にいるようだ。人間の生活の場だから、人間を気にしないニャンコならすんなりと溶け込んでしまう。食事の時間や夜の蛍光灯や雨戸の開け閉めに慣れても、人間との交流を重ねない限り何の意味もないのです。

このままじゃ家猫修行どころか動物園の檻と同じ。如何にして我々保護者や他のニャンコと接する機会を増やすか、大幅なカリキュラムの変更が必要になりました。

               
                     食事風景
       3匹が同時に食べれないので、これも改善の余地ありかな



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