今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ちび太の引越し ~お別れ編~

2018年03月23日 | ちび太
ちび太の去勢手術は無事終了し、経過観察のためわが家へと移動しました。
このまま家で問題なければちび太はお店での生活、そしてテンちゃんやスタッフのみんなとお別れです。トシを取ると人生の節目には感傷的になるもんで、5ヶ月半という短い期間ではあったけど思い出をたくさん残してくれた、ちび太の店での生活をまとめてみました。

           店に現れたときのちび太:初めてのご飯

           直ぐにテンちゃんを慕い始めました

昨年10月の初めに店に迷い込み、スタッフルームの床下で鳴き続けていたちび太は、よちよちしながらも逃げ回って捕まらなかった。落ち着かせること2時間、ようやくご飯を食べに顔を出したのが最初の写真です。お腹を満たすと安心したのか子ニャン特有のお遊び、そしてテンちゃんの後追いを始めました。

超甘えん坊と百戦錬磨の番張りという、両極端の顔を合わせ持つテンちゃんがちび太にどう接するのか。スタッフが見守る中、テンちゃんは迷惑そうにちび太を追い払うけど手は出さない。そのうち根負けしたのか、ちび太を見守り始めたのです。

           2匹の共同生活が始まりました

           いつもテンちゃんの傍にいるちび太

ちび太はテンちゃんを親のように慕い、金魚の○○のようについて回り、テンちゃんのご飯は必ず横取り、テンちゃんがトイレ中でも熟睡中でもおかまいなしで「遊んでー」とダイブして飛び掛る。テンちゃんは、自分の生活をすっかり乱されてもひたすら我慢だった。

           ちび太のリード練習を見守るテンちゃん

ちび太が少し大きくなると、絡まれたときの衝撃でテンちゃんは度々転がされるようになった。しかもちび太は狩りの練習を始め、あちこちからテンちゃんめがけて飛んでくる。テンちゃんが前足を一振りすればちび太なんかひとたまりもないのに、テンちゃんは我慢した。

           テンちゃんが見ていればちび太も安心

           テンちゃんのいるところちび太あり

           一緒に日向ぼっこ

           テンちゃんに見守られるちび太

テンちゃんは度々ちび太の窮地を救ったことがある。特にちび太が洗礼を受けたモドキと2度目の鉢合わせしたとき、モドキの眼前で立ちすくむちび太を救ったのはテンちゃんだった。リードが繋がった大型ラックごと「ワオーッ」とモドキに詰め寄ったテンちゃんの武勇伝は、今でも語り草です。

テンちゃんについて回る限りは店の敷地内で過ごしたちび太も、やがて親離れの月齢に達し、単独行動が増えるにつれて店の外にも興味を持つようになった。今はまだSCの中で店の近くだけど、それでもスタッフの目が行き届かなくなった。店の外では、呼んでも走り寄って来ない。 ちび太の行動範囲がさらに広がる前に、手を打つ必要があったのです。

           手術の前日、店の裏駐車場を見渡す

それに、今は外を飛び回るちび太だが、本格的な"家猫教育"の必要も感じていた。店にいる限りは狭い事務所かリード暮らしかどっちかだ。里親さんが決まらなかったらそろそろ家へ、というのは前から考えていたことでした。

そして、とうとうお別れのときがやって来た。手術を無事に済ませたちび太は、青春時代を過ごした店と大恩人(猫)であるテンちゃんとお別れして、わが家へと向かったのです。


・・・後半の「ようこそ、そして探検開始」に続きます。

          
          手術の前日、久々にツーショットで納まった
        (女の子っぽくてもややエラが張ってきたちび太です)


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