今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

サクラに何が起こったのか

2019年12月15日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
サクラが唐突に消息を絶ちました。
毎日欠かさず3回から5回、家裏にやって来てはご飯をせがんでいたサクラが姿を見せなくなった。もう5日目になります。その前日は朝8時から夕方17時まで3時間おきに4回食べに来た。何の変わりもなく、まさかそれが最後になるかもなんて夢にも思わないことでした。

消息を絶つ前の日もしっかりと食べに来ていたサクラ

まあ、通いだったので来るも来ないもサクラの自由。妻は例によって「他にいい場所見つけたんだよ」と。でも、そんなに唐突に変わるものだろうか。通いのノラたちが二股をかければそれなりにわかるもんです。えっ? たかだか5日見ないくらいで騒ぎなさんな? いやいや、そう思いたくなる理由があるのです。

サクラがわが家にやって来てから1年半。その長さは家裏時代のみうに匹敵し、2年半を超える当ブログの重鎮たちソトチビやダイフク、モドキに次ぐものです。しかしこの重鎮たちはいずれもどこかとの掛け持ちで、1ヶ月~数ヶ月のブランクがあったりと来訪頻度は高くない。それに対してサクラはほぼ皆勤賞の来訪なので、出会った日数で言えばみう並みに多いのです。

実際、自分のニャン日誌によると今年になってサクラを見なかった日は11日だけ。それも当時ルイが家裏に陣取って近付けず、夜遅くに細々と来ていた頃。こっちが気付かなかった可能性が高い。つまりサクラは少なくともこの1年間、毎日毎日1日に何回もわが家に通い続けたのだ。それほど抜群の安定感を伴ったサクラが、いくら猫がツンデレとは言えある日突然変心するものだろうか。

シロキ(上)と一緒に食べていた頃(再掲)

最後に会った6日前の17時から翌朝顔を出す時刻までの15時間。その間にサクラに何かがあったことは間違いない。サクラの意思でないとすれば不可抗力だろう。サクラは毎日会っていながら未だに触れないほど警戒心の強い猫。確かに最近は、勝手口を開ければ鳴きながら寄って来るほどにはなっていた。しかしこちらが少しでも必要以上に動けばさっと消えてしまう。それほど慎重なサクラのこと、事件に巻き込まれたとは考え難い。ここは毒餌のような狂気の行為は直ぐに噂になって、犯人捜しが始まる土地柄だ。

サクラの前回記事で書いた、妻が見つけたというサクラの住処らしいお宅。気になったので行ってみた。が、サクラどころか猫の気配もなかった。しかしその向こうには生垣に囲まれた広大な旧家が並んでいるので、そのどこかで世話になっている可能性は高いです。それにサクラは左耳サクラ。確認はしてないが地域猫の可能性もある。保護されていればそれに越したことはないのだけど、当家での食事量を考えれば他でも食べていたという可能性は低い。

家猫の平均寿命15年に対して3年そこそこと言われるノラの過酷な生涯。2才を越えたサクラに何かが起こっても不思議はない。でも短命の主たる要因が食べ物の欠如であることを考えれば、サクラは豊富に食べていたので栄養が行き渡って病気にも強いし寒さにも耐えられる。つまり体力的な問題も考え難いのです。

ルイ(下)と一緒に食べていた頃(再掲)

一方事故の可能性を考え出したら切りがない。市の動物保護センターや警察、清掃局には確認したが当地域で猫関係の事案はなかった。しかしノラにとって、人間社会は危険に溢れている。かつてのキーのように貯水池に落ちたりネットに雁字搦めになったり、何が起こるかわからない。残念なのは相手が自由なノラでは、それを突き止める術がないことだ。

ノラの生涯は波乱万丈。明日をも知れない暮らしです。いつも書いてはいることだけどそれがどんなに大変なことか。ノラと向き合うということは、その波乱万丈の変化とも向き合うこと。だから出会いと別れがつきものなのはわかってます。それにしても、突然いなくなってこの世にいるかどうかもわからないなんて、ずいぶんと空しく切ない話。当分はサクラの身を案じながら、あれこれと思い悩むことになりそうです。

今はサクラが無事でいることを祈るばかりです

※サクラはシロキの家裏時代にやって来てその後ルイと時代を共にしました。そのためさくらの過去記事はシロキやルイ、また一見さんのカテゴリーに分散しています。そのうちの記念すべき記事を以下に再掲しました。

サクラが当ブログに初めて登場したときの記事
 
サクラが当ブログで市民権を得たときの記事
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