キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その2)

2010年08月02日 | 白馬
昨晩、雨が降ったせいで、何となく湿った一晩を過ごしました。

それにしても、皆さん、山では本当に早起きですね。
午前3時半ぐらいから、「ピシャヒシャ」と、
テントに着いた水滴を払う音がするので目が覚めました。

うつらうつら、4時ごろまで寝袋に入って寝てましたが、
周りがあまりに騒がしいので外に出てみると、
もう出発していく人がいます。

私もビショビショになったテントを片付けます。
「これは、家に帰ったら乾かさないといけないな~」


テントを片付け、頂上山荘の前で食事の支度をします。
今日は、昨日よりは天気がよさそうです。 


白馬山荘もハッキリ見えます。元気が出てきました。


ところが・・・。

白馬岳の頂上です。 
ガスっていて、何も見えません。
朝食を食べていたら、突然、ガスが沸いてきて、
山頂付近はあっというまに霧に覆われてしまいました。


山が見えないのに、山の方向を確認する人達。さすがです。


待っててもガスは消えないので、そろそろ出発します。
道を外さないよう、適当なグループの後に付きました。


前すら良く見えません。


しばらく、山頂からの稜線を下ると、周りの人たちが、斜面の横を指して
「ほらアレ、ブロッケンだ!」・・と言ってます。


ブロッケン現象です。
先週、北岳でもぼんやりしたのを見たけれど、今日のはハッキリしています。


皆さん、ブロッケンを楽しんでます。
せっかく白馬岳を登ったのに、視界が無くてガッカリしていたところだったので、
本当にうれしそうです。


時々、ガスが消え、前方の稜線が見えます。 でも、ほんの一瞬だけです。


白馬岳を振り返ります。 かなり、ガスが取れてきました。


前方には小蓮華山です。


白馬岳から離れるにしたがって、ガスも消えてきます。 残念無念!


今日、一番きれいだった白馬岳です。 山頂に戻りたい!


小蓮華山から望む白馬岳


ヤマケイ・アルペンガイド「白馬・後立山連峰」の表紙の写真はこんなですが・・・、


今日の白馬岳はこんなです。 
まぁ、白馬岳が見えるだけ良しとしましょう。


少し登り返します。


賽の河原のような場所を通過


白馬大池山荘に到着。 30分ほど休憩です。


白馬大池山荘を出発。


白馬乗鞍岳です。


白馬乗鞍岳には、大きなケルンがあります。


雪渓を渡ります。


歩きにくい岩場が続きます。


天狗原の湿原に到着。


また、雪渓です。


銀嶺水です。 
一口、飲みたかったのですが、ツアー客が並んでいるのであきらめた。


そして、栂池山荘に到着。


栂池ヒュッテ前のベンチで休憩します。
一般の観光客と、大きな隔たりを感じます。 「居心地が悪い!」


ロープウエイに乗って下山します。


ロープウエイの次は、ゴンドラに乗り換えです。
パラグライダーが、ゴンドラ近くを飛んでいます。
カメラを向けると、近寄って来ます。
飛びながら「ほら、、すごいでしょ!」・・と言わんばかりです。


駅のような所で、突然、ゴンドラのドアが開いたので、思わ降りてしまった。
途中の通過駅でした。 「間違えて降りてしまったよ~。」
栂池スキー場のリフト1個分を歩いて降ります。
「14:45のバスに間に合うかな~。 急げ!」 


栂池高原からは満員のバスに揺られ、八方のバスターミナルに移動。

猿倉行きのバスの時刻表を見ると、最終が15:20です。
間に合いました。 あと10分でバスが来ます。

バスの中では、白馬岳を紹介する音声テープが流れます。
あの、八ヶ岳でしか見られないという「ツクモグサ」が、白馬岳でも見られるそうです。
ツクモグサ=八ヶ岳と思っていたので、驚きました。

そして、猿倉の駐車場です。 もどって来ましたよ~。
良く見たら、土浦ナンバーの車が数台いました。 


八方温泉に立ち寄って、長野ICへ向かいます。


長野ICの直ぐ手前にある「おぎのや」さん。
釜飯が食べたくて立ち寄りましたが、釜飯は今、準備中とのこと。


車の中で、釜飯の販売が始まるのを待ちます。
「早く、釜飯、食べたいよ~。」


かなり、お腹が空いていたので、釜飯2個食べて帰りました。

今回の白馬岳登山は、天候に恵まれず、何となく消化不良です。
近いうちにまたリベンジしたいと思いました。

今度は、白馬岳~杓子岳~白馬鑓岳・・と白馬三山を縦走してみたい。
唐松岳への不帰キレット越えなんかも、そそられるコースだ。

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その1)

2010年08月02日 | 白馬
2010年7月31日(土)~8月1日(日)と、白馬岳に行きました。

コースマップです。 (7/31:赤、 8/1:青)


猿倉の駐車場が混むとの事なので、
7/30(金)、仕事から帰って直ぐに支度をして出発しました。

ちょっと早すぎたかな。
このままでは、上信越自動車道の長野ICに午前11ごろ到着してしまう。
ETCの休日割引きの適応を受けるべく、途中のSAで時間調整しながら走行します。

長野ICを午前0:02に出て、
白馬長野オリンピック道路で白馬に向かいます。
被害妄想のせいか、先行車も猿倉に向かっているような気がしてなりません。

猿倉の駐車場には、午前1時30分に到着。
もうすでにかなりの車が停まっています。 
思わず途中で時間調整したことを後悔しましたが、
まだ、ポツポツと空きスペースがありました。
「良かった~!」

午前4時に目を覚ますと、雨がザーザー降っています。
周りの車の中も、動き出す気配がない。それに少し寒い。
「今日はダメか・・?」と思いながら、また寝てしまった。

午前6時に再び目を覚ますと青空が見えます。
皆さん、次々と出発して行きます。

「出遅れた!」と飛び起き、急いで支度をして、午前6時半ごろ出発した。


猿倉荘には、すでにバスが到着したらしく、登山客で大混雑しています。
ゴミ袋を配る人や、登山コースの案内をする人なんかもいました。
トイレにも行列が・・・。

1時間ほどで白馬尻荘に到着。ペットボトルに水を補給しました。


白馬尻荘前の広場からは、大雪渓が一望できます。
ここで、おにぎり1個、食べました。


白馬尻荘の少し先から、大雪渓に突入です。
念のためアイゼンを装着しました。
いやぁ~、それにしても、かなりの人数が登っています。


行列のできる大雪渓。 まだ続くの?


やっと、大雪渓のも終わりです。
通り道の岩場に腰を下ろして休憩する人がいるので、大混雑です。


大雪渓が終わっても、今度は岩場の急登が待っています。


葱平(ねぶかっぴら)を通過し、


非難小屋を通過し、


ひたすら登ります。

”途中、小雪渓をトラバースするので注意・・”と本に書いてあったが、
小雪渓は溶けてしまったのか、そのような所は無かった。

そろそろ、頂上の稜線に出るか?


やっと、頂上宿舎に到着。 
テント場は宿舎の裏側になります


頂上宿舎の前には、なんと、自動販売機があります。


テントを設営して昼食を済ませたら、もう少し上にある白馬山荘を目指します。


白馬山荘は、「空に浮かぶ要塞」って感じですね。 
立派な石垣の上に建っています。

白馬山荘を見ていたら、「マジンガーZ」の主題歌を思い出しました。
『空に そびえる 黒金の城~♪  スーパーロボット・・♪』
歌いながら登ります。

「あと少しで、パイルダーオンだ! ガンバレ!」 (← 意味不明! 何のこっちゃ?)


白馬山荘には、「スカイプラザ白馬」というレストランがあります。


ビールとソーセージを注文しました。
(←『パイルダーオン』って、この事か! 自分でも納得です。 )

ソーセージ、結構おいしい。
(付け合せのザワ-クラフトは、まずいです。)
この後、グラスワインも追加してしまった。

こんなものが山頂直下で食べられる事にビックりです。
しかも、セルフサービスではないんです。


山頂付近はガスっていて何も見えないので、
頂上宿舎方面に戻り、杓子岳の方に行って見ました。
すばらしい稜線が見えます。
今日は、杓子岳に行ってみることにしました。


途中の鞍部からは、午前中に登った大雪渓を見下ろせます。


杓子岳の山頂直下のガレ場の急登です。


杓子岳の山頂に到着。


杓子岳山頂から白馬鑓岳方面への稜線です。 「怖っ」


下山途中、ゴジラ型の岩を発見。


雨が降ってきたので、急いで戻ります。


テント場に戻ってきました。 


日も暮れて、テントで寝てると、隣のテントから話し声が聞こえます。
「シャー」がどうしたこうした・・といった話で盛り上がっています。
「シャーって誰? 何者? おせーて!」

しばらく考えていたら、わかりました。
「シャー」ってきっと、「機動戦士ガンダム」の登場人物の事だと・・。 
ガンダムって、あまり馴染みがないのでわかりませんでした。

テント泊って、周りの音がとっても良く聞こえるんですよね~。