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長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『サスペリア』

2019-02-11 | 映画レビュー(さ)

1977年、ドイツの名門バレエ学校の門をアメリカ人留学生スージーが叩く所から映画は始まる。日本でも「決して1人では見ないで下さい」のキャッチコピーで大ヒットしたダリオ・アルジェント監督の傑作ホラー『サスペリア』だ。

偏執的とも言える美意識で貫かれた映像が恐怖を彩り、我を忘れて見入ってしまった。過剰なまでの赤と青のコントラスト、ゴージャスでどこか禍々しい怖さを宿した美術…その中を不安気にさ迷うジェシカ・ハーパーの華奢なシルエットが得も言われぬ嗜虐心をそそるのだから、ホラーというジャンルはとにもかくにも美的センスとフェチズムなのだなと思わされる。

 2018年には同じくイタリアの奇才
ルカ・グァダニーノ監督によるリメイクが公開された。


『サスペリア』77・伊
監督 ダリオ・アルジェント
出演 ジェシカ・ハーパー
 

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