長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『アダム&アダム』

2022-03-22 | 映画レビュー(あ)

 ショーン・レヴィ監督とライアン・レイノルズが再びタッグを組んだ新作『アダム&アダム』は、前作『フリー・ガイ』のような新味はないものの、休日に自宅で楽しむには十分なNetflix製アドベンチャー映画だ。父親を亡くした12歳の少年アダムのもとに、2050年の未来から大人になったアダムがやってきて…。

 マーク・ラファロとジェニファー・ガーナーがアダムの両親に扮し、レイノルズも思いの外マジメに芝居をして好演。他愛がないと切り捨てるには惜しい、ハートのこもった場面がいくつかある。これがレヴィとレイノルズの標榜した80'sアンブリンテイストと言うなら、その目標は達成できているのではないだろうか。『フリー・ガイ』と本作の連投ですっかり息の合った2人は、ディズニー移籍後初の製作となるレイノルズの看板シリーズ『デッドプール3』で3度目のタッグを組むことが決まった。イマイチ冴えないフィルモグラフィだったレヴィはダファー兄弟の後見人からレイノルズの相棒へと大出世である。


『アダム&アダム』22・米
監督 ショーン・レヴィ
出演 ライアン・レイノルズ、マーク・ラファロ、ジェニファー・ガーナー、ゾーイ・サルダナ、キャサリン・キーナー、ウォーカー・スコーベル

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