(ほんのちょっち山口編9)
「なあ、向こう側にいけるのかな」
「向こう側って?」
「なにいってんだよ向こう側は向こう側じゃねえか」
「うーん」
「いけるよ」
「まじで」
「まじで」
「行きたくないけど」
「行かなきゃ」
「どうしても?」
「どうしても」
「お前ら若いな」
「何言ってんすか」
「俺も昔はそういうことを考えてたなあ」
「馬鹿にしてません?」
「いや、誰しもが通る道さ」
「いや、そうでもねえ」
「そうか?」
「ああ、半分は通る、俺も通った、でも見向きもしないやつもいる」
「そうそうわたしはそっち側」
「ふーん」
「整理させてください」
「なにを?」
「いろんなこと」
「例えば?」
「ビートルズで生き残っているのは誰と誰とか」
「それ何?」
「知らないの?ビートルズを?」
「しらね」
「嘘だ」
「嘘はやめましょうよ」
「だって、カラオケでいっつもイマジン歌うじゃないですか」
「それ、ジョンのだよ」
「え、そうなの?ビートルズじゃなくて?」
「じゃなくて」
「バンドよ」
「バンドって何?」
「馬鹿にしてんの?」
「バンドってつおい?」
「最強さ」
「誰ですか?」
「旅する仙人だよ」
「うあ、変なのきた」
「旅する仙人さん」
「なんだね?」
「ビートルズは最強なのですか」
「いかにも。ビートルズは秒速50mの速さで移動し」
「知ったかぶりか」
「さらに核ミサイルを搭載して」
「兵器やと思ってるわ」
「寝る前にミルクを飲まないと熟睡できない」
「軌道修正」
「それは一理あるわ」
「では」
「無責任極まりない」
「ありがとう仙人さん」
「では、向こう側行くか?」
「行ってみたいわ」
「もちろん」
「あんまり気が進まん」
「船がない」
「船など要らん」
「ではどうやって」
「思えば着くさ、向こう側に」
「はいはい」
いったい何人が喋ったのか。
「なあ、向こう側にいけるのかな」
「向こう側って?」
「なにいってんだよ向こう側は向こう側じゃねえか」
「うーん」
「いけるよ」
「まじで」
「まじで」
「行きたくないけど」
「行かなきゃ」
「どうしても?」
「どうしても」
「お前ら若いな」
「何言ってんすか」
「俺も昔はそういうことを考えてたなあ」
「馬鹿にしてません?」
「いや、誰しもが通る道さ」
「いや、そうでもねえ」
「そうか?」
「ああ、半分は通る、俺も通った、でも見向きもしないやつもいる」
「そうそうわたしはそっち側」
「ふーん」
「整理させてください」
「なにを?」
「いろんなこと」
「例えば?」
「ビートルズで生き残っているのは誰と誰とか」
「それ何?」
「知らないの?ビートルズを?」
「しらね」
「嘘だ」
「嘘はやめましょうよ」
「だって、カラオケでいっつもイマジン歌うじゃないですか」
「それ、ジョンのだよ」
「え、そうなの?ビートルズじゃなくて?」
「じゃなくて」
「バンドよ」
「バンドって何?」
「馬鹿にしてんの?」
「バンドってつおい?」
「最強さ」
「誰ですか?」
「旅する仙人だよ」
「うあ、変なのきた」
「旅する仙人さん」
「なんだね?」
「ビートルズは最強なのですか」
「いかにも。ビートルズは秒速50mの速さで移動し」
「知ったかぶりか」
「さらに核ミサイルを搭載して」
「兵器やと思ってるわ」
「寝る前にミルクを飲まないと熟睡できない」
「軌道修正」
「それは一理あるわ」
「では」
「無責任極まりない」
「ありがとう仙人さん」
「では、向こう側行くか?」
「行ってみたいわ」
「もちろん」
「あんまり気が進まん」
「船がない」
「船など要らん」
「ではどうやって」
「思えば着くさ、向こう側に」
「はいはい」
いったい何人が喋ったのか。
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