リッスン・トゥ・ハー

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はじめまして、ミュージシャンと寝たがる女です

2011-01-18 | リッスン・トゥ・ハー
「一度寝たいものですね」

「そう?」

「そりゃあ、耳元でそらんじられたいじゃないですか」

「私はあんまり興味ないけど」

「きっとたまりませんよ、甘い声でそらんじられたら」

「そらんじられるってなんなん?」

「5・7・5のリズムで」

「特殊なミュージシャンやね」

「基本は5・7・5ですから」

「別に耳元でなくてもええやろ」

「あたしだけって感じがいいんじゃないですか」

「そうかなあ」

「そうですよ」

「でもミュージシャンはもてるから、かなり遊んどるって」

「ミュージックの歯車の一部になります」

「それはミュージックとは関係ないやろ」

「少なからず影響を与える覚悟です」

「なにをする気よ」

「まずあたしの持つ妖艶さを十二分に発揮し」

「春子ちゃん妖艶からほど遠いで」

「特別なコスチュームなどを身にまとい快楽の世界へ誘います」

「特別なコスチュームって?」

「蟻地獄です」

「特殊すぎるわそれ」

「誘い込んだら最後、ミュージシャンはもう帰れません」

「蟻地獄だけに」

「ゆっくりと酸をかけてとかしてからいただきます」

「怖い怖い」

「そういう風にしてミュージックがあたしの血となり肉となります」

「なんとなく上手い気にまとめた!」


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