リッスン・トゥ・ハー

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hello

2006-10-15 | 若者的詩作
気の抜けたビールを/流し込んだのは午前3時/垂れ流しTVプログラム/砂嵐こまししゃくれ/そのうちだんだん眠たくなってきたので/俺は眠ることにして/明日のことは明日すればいい/しゃぼんの匂い残り/埃にまみれた書を読み/毛布を被る/目を閉じる/すぐに聞こえてくるこの般若心経を頭に刻み/あとはひたすらこう繰り返せばいい

「ハロー、ケセラ、グッバイ」

窓を開ける/夕暮が少し目にしみる/気がする/いらんもんいっさい排除して/ただひたすら言葉をひっかいて/かき回して/姿勢正して/曖昧にうなづいて/よくある風景を/6弦の切れたギター叩き/メロディーに乗せ/口ずさめ/やめてはならない/死んではならない/人類最後の阿呆であれ/何回目の後悔/でかい音鳴らす/叫ぶ/また同じ朝が近づいてくる/怖がる必要もなく/迎え入れる必要もなく/それなりにやりすごせばいい/移り変わり季節感/平々凡々焦るばかり/涙もろい季節感/ここは少し眩しすぎる

「ハロー、ケセラ、グッバイ」

夢見がちな日常/すでに異常来たす/それに俺は気付かず/刺す想い/音楽と過ごす夜更けすぎ/誰もいない自転車置き場/居場所探す/なすすべもなく/かくなる上は点々と咲き誇る溜息殺し/少し歩く速度上げ/終電乗り継ぎ何マイル?/俺は家に帰る/街灯が後ろで消える/少年がプラットホームで燃える/レンコンが非常に喰いたい/なんじゃこりゃ/まさに/朝に降立つ/はじまる歌/終わらない歌/奏でるギター/桁違いの歌の音/ノートに綴る日常/以上まことに簡単ではありますが全ての行程終わり


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