リッスン・トゥ・ハー

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屏風浦のあの娘は泳ぐ

2008-07-27 | 東京半熟日記
(天狗蕎麦長野野編6)

家庭の味満載である。
天狗はのれんをくぐり、酒を浴びる。
頬を染め、ぬふふと笑う。つまみは辛く炊いたレンコンだ。
七味唐辛子をパパパト振りかけて、かじる、酒あおる。
髭をしごいて、鼻をぶうらりんとゆすって、注文をする。
ピッザだって。ずいぶんハイカラなものを食う。

斜向かいでわたし、家庭料理、あきらかに誰でも作れそうな、ちょっと温めただけというレヴェルの料理を一品二品と喰らいます。業務用の冷凍食品つかっとるやないか、て。
250円だけど、なんだか寂しい松本の夜。
おまけに雨も降り出したと。

店の奥から幼稚園ぐらいの女の子がでてきて、じっとこちら見てます。
それから地元らしい客の方に行ってはじっと見てます。
暇を持て余しているんでしょうか。寝る時間ではないんですか。

しかし特産とか、そういうものが一切でてこないし、メニュウにないし。唯一あったわかさぎのなんちゃらは本日切れてますし。あかんよ、こんなんではあかんよ。

ホテル帰って、紙パックのグレープフルーツジュース飲んで寝る。
冷凍レンジのおたべ、やら250円の料理やら、少々失敗した感はあるけれど、それがどうしたというのさ。それが素の松本って奴じゃないか。眠りながらいい夢みれたのでしょうか。わたしは早くに起きる事が出来ました。残っているグレープフルーツジュースを流し込んではっきりする意識。そこからさらに二度寝。

ホテル、乾燥するのなんの。朝の日差し強し。


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