「折り返し地点にいて」
「あたしが、ですか?」
「そう」
「なんで?」
「勇気が出るやない」
「折り返し地点に?」
「うん」
「まあいいですけど」
「ありがとう、たすかるわあ」
「で、つる子さん」
「はい」
「折り返し地点て、なんのですか?」
「ああ、物語の」
「物語?」
「私の波瀾万丈物語の」
「つる子さんの物語の折り返し地点て、どこにあるんですか?」
「もうすぐ訪れます」
「え、待ってたらいいってことですか?」
「どこにくるかは、わからない」
「じゃあ、どうしようもないわ」
「大丈夫策は考えてある」
「どうするんですか?」
「いつも私といればいい」
「言われなくてもいますよ」
「まあ」
「あたしはあの夜にそう決めたんです」
「あの夜?」
「つる子さんが竹の中で泣いていた夜から」
「それ私ちゃうわ」
「あたしは竹を切り、中の女の子を取り出した」
「その物語、私ちゃうって」
「女の子にかぐや姫と名付けた」
「いやつる子でやらしてもろてます」
「その後改名してつる子となる」
「まあ、それでもええ」
「竹から取り出したんですから、いつも一緒ですよ」
「やれやれ」
「あたしが、ですか?」
「そう」
「なんで?」
「勇気が出るやない」
「折り返し地点に?」
「うん」
「まあいいですけど」
「ありがとう、たすかるわあ」
「で、つる子さん」
「はい」
「折り返し地点て、なんのですか?」
「ああ、物語の」
「物語?」
「私の波瀾万丈物語の」
「つる子さんの物語の折り返し地点て、どこにあるんですか?」
「もうすぐ訪れます」
「え、待ってたらいいってことですか?」
「どこにくるかは、わからない」
「じゃあ、どうしようもないわ」
「大丈夫策は考えてある」
「どうするんですか?」
「いつも私といればいい」
「言われなくてもいますよ」
「まあ」
「あたしはあの夜にそう決めたんです」
「あの夜?」
「つる子さんが竹の中で泣いていた夜から」
「それ私ちゃうわ」
「あたしは竹を切り、中の女の子を取り出した」
「その物語、私ちゃうって」
「女の子にかぐや姫と名付けた」
「いやつる子でやらしてもろてます」
「その後改名してつる子となる」
「まあ、それでもええ」
「竹から取り出したんですから、いつも一緒ですよ」
「やれやれ」