「鍵は中津川市にあっり!」
「どうしたの?」
「いいですか、鍵は中津川市にあるんですよ」
「なんの鍵が?」
「このバームクーヘンの中心部についての」
「バームクーヘンの中心部はもともとないよ」
「なにを言ってるんですか?つる子さん」
「だからバームクーヘンは棒に生地を塗りながら焼いていくから中心部はもともとないの」
「いわゆる俗説ですね?」
「バームクーヘンに俗説も通説もないから」
「しかし、独自の調査によってあたしは中津川市にあると知ったのです」
「独自の調査って?」
「それはあかせませんよ」
「インターネットやろ?」
「違います」
「それしかないやろ春子ちゃんの調査って」
「今回は違います」
「じゃなに?」
「渡り鳥に聞きました」
「渡り鳥に?」
「中津川市のほうからやってきた渡り鳥に」
「鳥の言葉知らんやろ?」
「偶然わかりました」
「偶然でわかるもんじゃないで」
「そのときはわかったんです」
「はいはい」
「バームクーヘンの中心部はやはり中津川市のある場所に集められているようです」
「ある場所?」
「そこに集められ、食べられるようです」
「食べられる?」
「好物らしいですね」
「誰が食べるの?」
「いわゆる富豪ですね」
「金持ちが?」
「おいしいところをまんまと食うわけです」
「でも、全国のバームクーヘンが集められるんでしょ?」
「やってきますね」
「すごい量やろ?」
「すごい量です」
「とても食べきれんよね?」
「富豪をなめたらあかんぜ」
「食べるの?」
「なんのための恰幅だと思ってるんですか?」
「中心食うためやったんか!」
「富豪も楽じゃありません」
「ははー」
「どうしたの?」
「いいですか、鍵は中津川市にあるんですよ」
「なんの鍵が?」
「このバームクーヘンの中心部についての」
「バームクーヘンの中心部はもともとないよ」
「なにを言ってるんですか?つる子さん」
「だからバームクーヘンは棒に生地を塗りながら焼いていくから中心部はもともとないの」
「いわゆる俗説ですね?」
「バームクーヘンに俗説も通説もないから」
「しかし、独自の調査によってあたしは中津川市にあると知ったのです」
「独自の調査って?」
「それはあかせませんよ」
「インターネットやろ?」
「違います」
「それしかないやろ春子ちゃんの調査って」
「今回は違います」
「じゃなに?」
「渡り鳥に聞きました」
「渡り鳥に?」
「中津川市のほうからやってきた渡り鳥に」
「鳥の言葉知らんやろ?」
「偶然わかりました」
「偶然でわかるもんじゃないで」
「そのときはわかったんです」
「はいはい」
「バームクーヘンの中心部はやはり中津川市のある場所に集められているようです」
「ある場所?」
「そこに集められ、食べられるようです」
「食べられる?」
「好物らしいですね」
「誰が食べるの?」
「いわゆる富豪ですね」
「金持ちが?」
「おいしいところをまんまと食うわけです」
「でも、全国のバームクーヘンが集められるんでしょ?」
「やってきますね」
「すごい量やろ?」
「すごい量です」
「とても食べきれんよね?」
「富豪をなめたらあかんぜ」
「食べるの?」
「なんのための恰幅だと思ってるんですか?」
「中心食うためやったんか!」
「富豪も楽じゃありません」
「ははー」