リッスン・トゥ・ハー

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こないだから戻らないんだ

2007-09-25 | 東京半熟日記
(鯉に恋焦がれ倉敷編3)

園児鯉に石投げる。
鯉は餌だと思って口を広げる。
そこに飛び込んできたのが石だからたまげる。
たまげて、えいやと吐き出す。
吐き出した石は園児の頬をかすめて空に消える。

園児は息を飲む。
息を呑んで、再び石を投げ入れようかどうしようか迷っているようである。
やがて園児は石を手に取る。
鯉が水の中から園児を、人間を睨んでいる。
いい表情だ、鯉にしておくのはもったいない、園児はつぶやく。
お前も園児にしておくのはもったいない、鯉はつぶやく。
園児の渾身の一撃に鯉は向かってくる!

人々は知らない、鯉の乱暴さを。

ミリオン・バブルズ・イン・マイ・マインド/ワルツを踊れ

2007-09-25 | 若者的図鑑
女装したら意外ときれいじゃないの立花君、という感じの透き通った裏声がとてもきれい。それにばっちりとあったメロディで、畳み掛けてきます。&印象的な詩。

「雨粒ひと粒てるてる逆さま/シャボン玉飛んでゆけ雲の隙間に」

これはなんでしょう、裏声で、このメロディに乗せて歌うことでぐーんと魅力的に変身します。作詞家として大御所の仲間入りか。もうすぐ「ばらの花」か「ワンダーフォーゲル」かは音楽の教科書に載りますからね。わたしの勘では。

最近の乗りにのっているくるりを見ていれば、国もそろそろ動くはず。

ライブでイントロを聴いたとき、サンキューマイガールと間違えました。
ちょっと似てるのです。ああこっちか、と。
生で聞いてもきれいな声でした。心にすんと届きました。

Bus To Finsbury/NIKKI

2007-09-25 | 若者的図鑑
日本語英語いりまじった、日本語ロックバンドとしてくるりの行き着いた先。
やっぱあ、韻を踏んで、言葉のリズムを意識してたら、英語という方法にたどり着くのでしょうかあ。もともと言葉には敏感なバンドだったはず、ですから必然ともいえるかもしれませんね。いよいよ世界基準かくるり、全曲英詩によるロンドンデビューも近からず遠からずと。意識したのか。特に悪い印象はない曲。

「Ⅰ’m a boy キョウトからやってきた」

というフレーズが好きです。京都なんでカタカナやねん。
どこかビートルズ風の前向きなメロディ(ビートルズあんまり知らんけど)に、英詩日本史が乗っかって、楽しそうに風を受けて流れていきます。

この曲からはじまるのなら、NIKKIもそれほど悪くないのかな。と思う。
いや、やっぱりあんまり好きじゃない。一曲一曲は悪くない、けどそれらが集まった時に嫌な匂いが漂ってくる。この曲は好きです。
その辺は好みの問題。