リッスン・トゥ・ハー

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余計なことは書かない

2007-09-20 | リッスン・トゥ・ハー
例えば「男が絵を描いている」のを描写する場合、僕はどうしても「大柄の男がにゅー千枚漬けの絵をにゅーゆっくりと描いてにゅーいにゅー」と書いてしまう。にゅー、は勢い余って自然に出てきた言葉でそれを書いてしまうのを止めることはできない。描いているにゅー、などまるで正気の沙汰ではないことは重々承知している。にゅー、が余計なものであることは重々承知している。しかし書いてしまう。自然に筆が動いてしまう。書いているときには何も考えていない、無意識のうちににゅー、がまさににゅー、とでてきて、気づいたらにゅー、と書いている。実に困ったことなのだにゅー。