潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

オホーツク海にクラゲ、秋サケ漁ピンチ

2008年09月16日 | 

2008/09/16(火) TBS NEWS
オホーツク海にクラゲ、秋サケ漁ピンチ

 TBSニュースで『オホーツク海にクラゲ、秋サケ漁ピンチ』と報じていましたので掲載します。(09/15放映)
http://nakate.nawata01.com/08TV_movies/TBS/0901/tbs_hokkaido_20080915.wmv


 この季節の北海道を代表する味覚サケ。ところが、今月オホーツク海で始まったばかりの漁が、ある生物の異常発生でピンチに立たされてます。
 午前4時過ぎ、漁船が秋サケの漁に向かいます。朝焼けの海を進むことおよそ15分。定置網を仕掛けている海域に着きました。網を引くと、銀色の秋サケが踊ります。最初の定置網にはおよそ3000本のサケがかかっていました。好調な出だしです。

 しかし、異変は3回目の引き上げで起きました。大量の透明な物体が定置網を埋め尽くしていたのです。透明な物体、その正体は大量のクラゲでした。肝心のサケはほんの数本しか入っていません。
 クラゲが多過ぎて漁がはかどらず、漁師たちは手づくりの道具でサケを選別しています。
 「クラゲ異常繁殖だね、今年。(Q.例年は?)いないいない、今年だけだよ」(漁師 佐藤克海さん)

 冷たい水が流れ込むオホーツク海で、過去にクラゲが大量発生した例はありません。今年も海水温が上昇したという記録はなく、なぜクラゲが異常発生したのか、その原因はまだわかっていません。
 今年、湧別漁協での初水揚げは7000本しかありませんでした。過去5年の初水揚げでも1万本を下回ることはなかった秋サケ漁。今年は、やはり異常です。イクラなどの加工業者も、今後サケが十分に確保できるのか不安に感じています。

 「クラゲが今年は多いという話は耳にしています。例年であれば、(サケの加工を)やっている最中なんですけども、値段の面や状況を見ながら、これからですね」(マルカイチ水産 安中慎一 部長)
 今月中旬から来月にかけてピークを迎える、秋サケの定置網漁。漁師の人たちは、今後もクラゲの異常発生が続くのか、気をもんでいます。





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