潮風に乗って-北から南から

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「はやぶさ」カプセル回収、日本で分析へ

2010年06月15日 | Weblog

2010/06/15(火) TBS NEWS
「はやぶさ」カプセル回収、日本で分析へ

TBSニュースで『「はやぶさ」カプセル回収、日本で分析へ』
について報じていましたので掲載します。(06/15放映)
http://nakate.nawata01.com/10TV_movies/TBS/0601/tbs_jaxa_20100615.asf


 JAXA=宇宙航空研究開発機構は、7年ぶりに帰還した小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルを回収しました。今後、日本で分析することにしています。
 夜空に広がる無数の火花。7年間におよぶ長旅を終えた小惑星探査機「はやぶさ」の最後の姿です。
 JAXAによりますと、「はやぶさ」は日本時間の13日午後7時51分、小惑星「イトカワ」の砂が入った可能性があるカプセルを分離、午後10時52分に大気圏に突入した後、燃えつきました。

 「はやぶさ自身に非常に助けられている。神がかり的というか、困難さが乗り越えられないと思うようなことを乗り越えている」(JAXA・川口淳一郎プロジェクトマネージャー)
 「はやぶさ」は2003年に地球を出発、2005年に地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸、砂の採取を試みました。
 しかし、その後、「はやぶさ」は多くのトラブルに見舞われ、通信不能になるなど、何度も帰還が絶望視されました。

 この「はやぶさ」を救ったのが日本が誇る高い技術でした。
 「燃料を燃やすエンジンに比べると10倍燃費がいい。開発を始めて15年くらいたつエンジンで、愛着のある15歳の子供のようなエンジン」(NEC宇宙システム部マネージャー・萩野慎二さん)
 4台のイオンエンジンのうち、3台が故障するトラブルも発生しましたが、生みの親である技術者たちの執念で最後の試練を乗り越えました。
 「(カプセルが離れた瞬間)思わず拍手をしました。その時一番ホッとした。これで我々の手を離れた。あとはカプセル頑張ってくれ!と」(NEC宇宙システム部マネージャー・萩野慎二さん)

 「はやぶさ」のカプセルはオーストラリア南部のウーメラ沙漠に着陸しました。砂が入っていれば、アポロ計画で採取した月の石などに続く貴重なもので、14日午後、回収されました。果たして、カプセルの中に「イトカワ」の砂は入っているのでしょうか。
 JAXAでは今後、現地の本部でカプセルを確認した後、チャーター機で日本の専用施設に運び込み、開封作業を行うことにしていますが、「イトカワ」の砂か判明するには数か月かかる見通しだといいます。
 「はやぶさ」が飛行した距離は地球・太陽間の40倍にあたるおよそ60億キロ。日本の技術の高さを世界に示した「はやぶさ」の奮闘は多くの人に感動を与えました。