2008/12/04(木) TBS NEWS
ツリー点灯のNY、観光は厳しい冬に
TBSニュースで『ツリー点灯のNY、観光は厳しい冬に』と報じていましたので掲載します。(12/04放映)
http://nakate.nawata01.com/08TV_movies/TBS/1201/tbs_america_20081204.wmv
ニューヨークのロックフェラーセンターで、恒例の巨大クリスマスツリーの点灯式が行われました。しかし、例年ならばかきいれ時を迎えるはずのニューヨークの観光業界は厳しい冬を迎えています。
今年のツリーは、ニュージャージー州の家族から贈られた高さおよそ22メートルのノルウェートウヒ。飾り付けられたおよそ3万個の灯りが一斉に輝きを放ちました。
ニューヨークのクススマスの象徴ともいえるこのツリーを一目見ようと、この時期、国内外から多くの人が詰め掛けるマンハッタンですが、世界的な景気の悪化で観光客は減少傾向にあります。
10月のホテルの稼働率は、去年に比べおよそ5%減少。宿泊代を大幅に下げる高級ホテルも出てきています。
「去年は予約が取れなかったホテルが、通常料金の半額ぐらいで出ている。たたき売り状態」(日本の旅行会社「IACEトラベル」NY支店長)
ツアー会社も集客に必死です。ニューヨーク名物の2階建てバスツアーの業者は、市内観光に自由の女神を見るクルーズを無料でつけるという、これまでにないサービスを打ち出しています。
「去年と比べると、客足の落ち込みが激しい。景気が悪い中で付加価値を提供したくて、このツアーを考えました」(NY観光ツアー会社「グレイライン」市場調査部長)
これまでニューヨークは国内の消費低迷を海外からの旅行客が補うと言われてきましたが、世界的に経済が悪化している今年は、その観光客にも大きな期待はもてず、厳しいクリスマスシーズンを迎えています。