2006年12月12日(火) 東奥日報
むつ市・脇野沢でタラ漁解禁
むつ市脇野沢で十二日、タラ漁が解禁となった。解禁予定日は十日だったが、悪天候のため二日遅れで初日を迎え、好漁場確保を狙って漁船が一斉にスタートする伝統の「場取り」が行われた。
穏やかな天気の下、二十三隻の漁船は夜明け前から次々に貝崎沖に集結。午前七時前、無線の合図で飛び出すと、思い思いに場所を見定めては底建網を仕掛けていた。
脇野沢のマダラ水揚げは一九八九年度の千三百五トンをピークに減少し、長く不漁が続いている。
県や脇野沢村漁協は稚魚放流に長年力を入れるなど、資源回復に向けた地道な取り組みを続けている。同漁協の千舩五郎総務課長は「マダラは爆発的な増減を繰り返す魚で、環境が整えば増える可能性がある」と話した。
今期の漁は来年二月末まで続く。
※写真=タラ漁解禁を迎え、海に出た漁船(12日午前7時15分ごろ、むつ市脇野沢沖)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061212130148.asp
今日のNHK「お元気ですか日本列島」で下北半島 鱈漁で有名な脇ノ沢の「場取り」の様子を放映していました。
http://nawa.cocolog-nifty.com/blog/files/NHK_mutsu_wakinosawa_20061212.wmv