なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

10月の生態園の花クイズ(Part.2)~京都府立植物園2023/10中旬

2023-10-24 05:26:20 | 植物

植物生態園花クイズ第2回です。
今日は池経由で湿地ゾーンに続く園路から。

お~満開でしたね。


この花自体のイメージから名前が付けられたのかと思いきや・・・
 

冬になると、枯れた茎の根元にできる美しい氷の芸術。それが名前の由来となりました。
ご存知、シモバシラ(シソ科Collinsonia属)です。
私としては、歯ブラシ上の花穂が印象的。


池の畔の園路が整備されていたので進入。
咲いていたのは今年大繁殖のこちら。


何度もご紹介しているこちらの花は・・・


ヒメジソ(シソ科イヌコウジュ属)です。
植えたのかなあ・・・
でその隣に咲いていたのが、


もう終わりかけのキンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)です。

先に進み、いざ湿地ゾーンに行こうと思ったらなんとまだ立ち入り禁止!
こういう場面を見ると、生態園どうするの?と心配になる今日この頃・・・


木道の右手には紅白の花が沢山。え~い、クイズだ!


こんなボケボケの写真ではわからない?
では、池の畔で撮っておいた撮っときの写真をどうぞ。


京都府立植物園でしか見られない、紅白コラボのツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。
初々しい双子コラボです。
ところで、昨日正面花壇で沢山さいていたホウセンカですが、こちらもツリフネソウ科ツリフネソウ属。
ツリフネソウをすごく有難がっていましたが、お馴染みホウセンカのご親戚だったんですね~
 

ホウセンカと言えば実がパチンと弾けることで有名(なので花言葉は「短気」「私に触れないで」)
同じツリフネソウ科のツリフネソウも実がパチンと弾けるというのは以前投稿した通りです。

立ち入り禁止バーの左手に黄色い花が見えました。
他の草が邪魔でこんな写真しか撮れませんでしたが、お分かりでしょうか。


こちらはマツムラソウ(イワタバコ科マツムラソウ属)です。
いつも書いていますが、石垣島と西表島にしか自生しないこの花が京都で元気に毎年咲くのが不思議。

湿地ゾーンの向こうにもいろいろな秋の花が咲いているはずです。
仕方ないので、ぐるっと遠回り。
その途中の小川に浮かぶ花・・


下に何か落ちていたら上を見上げる法則に従い上を見ると、高木にこんな花が・・・
もう終わりかけのようで、どれも茶色くなりかけていました。


これをご存知だったらすごいです。もちろん私も初見。
幸い名札がありました。ハマビワ(クスノキ科ハマビワ属)。
ビワと付いていますが、クスノキ科でした。海岸に生えるビワに似た木ということのようです。

ここからは結構よく見かける花が多いので、たたたーっといきますね。
まずはこちら。


シオン(キク科シオン属)です。シオン属といえば、野菊の属。
これから、シオン属が続々と咲いてくる予定。

下を見ると、ほら、早速シオン属を見つけました。


野生の花もよく見かけます。シロヨメナ(キク科シオン属)です~

湿地ゾーン突き当りのエリアに入ります。
まず一輪だけ残っていたこちら。


アキチョウジ?と思いましたが名札を見ると、セキヤノアキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属)。
ヤマハッカ属もちょうどこの時期台頭していますね!

続いてほとんど種になっていましたが、ほんの数輪だけ咲いていたこちら。


カリガネソウ(シソ科カリガネソウ属)です。
下の方に茶色い種も見えていますね。

そろそろこの辺りに沢山咲くはずなのですが・・・おや、まだ早かったかな。
あ、一本だけ、私の好きな銀色蕊のこの花が咲き始めていました。


ツルソバ(タデ科イヌタデ属)です。
あまり近場では見かけないと思っていたら、海岸沿いに自生するそうです。
花も好きですが、葛饅頭のような実もお気に入り。

さて本日最後はこちらです。


ご存知、ナンバンギセル(ハマウツボ科ナンバンギセル属)です。
ハマウツボ科といえば寄生植物、こちらはがっつりススキに寄生しています。
茎のように見えるのは花柄だとか。

まだ同じゾーンに植物が結構咲いていましたが、長くなるので今日はここまで。
皆さんいかがでしたでしょうか。

【撮影:2023/10/14  京都府立植物園】

コメント (14)
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