なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

まるで道草みたいですが・・・~寿長生の郷 2023/9下旬(5)

2023-10-07 05:59:04 | 植物

滋賀県大津市の菓匠、叶匠寿庵が営む里山・寿長生の郷(すないのさと)
秋の散策報告の5回目です。

予告通り、今日は郷内の田んぼ周辺と、これまで出てこなかった観音径の花を載せていきますね。
ありふれた花ばかりですが、まとまって見られるのは今時珍しいかもです。

最初はご存じこちらです。


ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)の白花です。
関西には赤が多いのですが、なぜかこちらでは白花メイン。
しかもこの写真の手前、虫さんが倒れてる?
いえいえ、このハチさんは蕊にしっかりしがみついて花粉をパクパク中でしたよ~

ところで、ゲンノショウコは雄性先熟の花ですが、分かりやすい写真が撮れたので復習に。
左が雄性期、右が雌性期です。
 

ゲンノショウコの近くに咲いていたのがこちら。なんの花かお分かりでしょうか。


全体はこちらです。もう簡単ですね!

チヂミザサ(イネ科チヂミザサ属)です。
よく見るとイネ科の特徴的な花なのですが、白いお鬚のような部分が結構目立ちます。

そしてこちらも前に載せましたが・・・


ブラシのような毛だらけの実はくっつき虫になります。
花を見たら全員正解!

キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)、残り少なかったのですがまだ咲いていました。

こちらも好きなのですが地元には最近なぜか咲きません。
宇治川畔の花は河川改修工事でなくなってしまいました。


花だけでは難しいかもなので、全体像を・・・


分かりにくいですが、実や葉が写っています。
こちらはヤブツルアズキ(マメ科ササゲ属)。
葉(左)と実(右)を見たらよく分かります。
葉は3出複葉なのが共通ですが、ヤブツルの方は葉がモミジのように切れ込みがあります。
また、実はまるでインゲンマメのような形をしており、アズキの原種なんだそうです。
(ノアズキの実はエンドウ豆のように平たいです)
 

ラストはご存じこちらの花。こちらも地元散歩コースでは見かけないのです。


アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)です。
久しぶりに、見た通りの色に撮れました。

ということで、田んぼ+αの花はこれにて終了です。
最後は賑やかしに、近くで見たチョウをどうぞ~
ナミアゲハと、


モンキチョウです。


う、ひどい写真・・・
みんなキツネノマゴが大好き。動き回るので特にアゲハはイマ億写真です。
そうそう、このアゲハチョウ、色が淡いのでメスですね!

明日はいよいよ最終回(まだあるんかい!)
今回載せていなかった木々をまとめてどーんとご紹介しますね~

【撮影:2023/9/23  滋賀県大津市】


コメント (14)
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