なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

伊根の舟屋と荒波を満喫~丹後の旅2023/10(後編)

2023-10-20 05:31:47 | お出かけ

丹後の旅2日目、今日が本番です!
とはいえノンビリ旅ですから、ちゃんと朝から温泉入って、朝ごはんもたっぷりお代わり。
9時頃に出発しました。
(というか、団体さんが多くてそれ以上早い時間帯にバイキング会場に入れなかった・・・)
今日の目的地は丹後の伊根町。
まずは昨日も通った国道178号線を西の方へ。
途中、波がかかりそうな海の際を走っていると・・・


海辺にヒガンバナが咲いているのが目に入りました。
これは絵になる!と車を停めてパチリ(左)。
するとモンキアゲハが現れて、ヒガンバナで吸蜜を始めたというわけです。
モンキアゲハというのは、羽を正面から見ると白い大きな紋があるので分かります(右)。
 

先に進みます。ここからは伊根町のマップを見ながら一緒にお楽しみくださいね。
178号線をそのまま進むと道の駅がありますが、そちらには行かず伊根町集落の方へ。
観光船乗り場からちょうど船が出発するところだったので、車を停めて見送りました。
天橋立と同様、沢山のカモメがまとわりついて、エサをねだっています。


そして、その行き先が伊根湾、有名な舟屋のあるところです。
私も車で進み、町営の駐車場に車を停めました。
余談ですが、何か所か駐車場が整備されいずれも30分無料、その後も比較的安価に駐車できました。
その点、京都市内の青天井のコインパーキングと大違いです。
パーキングの前から見た光景。
お~まさにテレビの旅番組で以前見た光景です!


カモメがノンビリ~
 

逆光ですが、湾の反対側も舟屋がびっしり。遠くに屋根が光っている場所がそうです。


ここからは徒歩での散策になります。
昔ながらの舟屋の内部を見学できるところがあったので、入ってみました。
こんな感じになってるんですね~まさに船のガレージ!


舟屋が額縁になって向こうの景色が絵のように見えますよ、
というお勧めに従って撮った写真がこちら。


干物がいい味出してます。
ところで舟屋というのはそもそもどういう場所なのでしょう。
伊根町観光協会のHPによると、昔は漁船が木製だったので、漁の後引き上げて乾かしていたそうです。
二階は簡素な造りで、漁具などの置き場になっていました。
今は船が樹脂製になりサイズも大きくなったので、前に係留している家も多いとか。
こちらをご覧いただくとよく分かります。


使わなくなった舟屋はカフェになったり、デッキチェアを置いたり、物干し場にしたり色々。
 

それにしても、舟屋はあくまでガレージのようですが、人はどこに住んでいるのでしょうか。
下の写真をご覧ください。


集落の道なのですが、右手が舟屋、そして道を挟んだ反対側が人々が住む家なんだそうです。
なるほど~ですね。
高潮のときなど、すぐに家の中に水が入るのではと不思議に思っていました。
それでもこんな高台に蔵があるのは、大切なものを収めているのでしょうか。


興味は尽きませんが、そろそろ先に進みます。
そうそう、ご当地マンホール蓋に、ゆるキャラふなっしーならぬふなやんが書かれた溝蓋をどうぞ。
 

次の目的地は近畿最北端の経ヶ岬。
天気予報でいつも「経ヶ岬沖の波の高さは・・」とやっているあの経ヶ岬です。
(な~んて、関西人しか知りませんね)
大きな駐車場があり、見学は楽勝!だと思ったのですが・・・
おや、ここから灯台が見えます、という場所に行って眺めましたが、見えない??


いえいえ、左上の方をご覧ください。
小さく白い灯台が見えるのがお分かりかと。
目いっぱい望遠で・・・


この経ヶ岬灯台の初点灯は1898年、Aランク保存灯台で、「日本灯台50選」にも指定されているそうです。
石造りの雰囲気のある灯台のようですが、ここからでは分かりません。
後で知ったのですが、徒歩15分で灯台まで行けたようです。
もし次に行く機会があれば、ぜひ至近距離で見たいです!
それにしても駐車場に集まる大砲レンズの人々。
その視線の先を見ると、なんとハヤブサ!


聞くと、この断崖絶壁にハヤブサは営巣しているのだそうです。
飛び立つところをとろうと待っているそうですが、全然動きませんでした。
そうそう、経ヶ岬という名前は、この断崖が柱状節理になっているのを経典に見立てて付けられたとか。
 

ここで引き返すつもりでしたが、地図を眺めていると「袖志の千枚田」というのを発見。
もう稲刈りは終わっているでしょうけど、どんなところか興味があって行ってみることにしました。
ところが・・・


ズームで見てみると・・・


なんか、波が高い・・・
上の写真で奥の方に見える集落の上あたりが袖志のはず。
風が強くなり、お天気も少し怪しくなってきました。


波がすごいので、ちょっと休憩して見学。


冬ではありませんが、まさにイメージ通りの日本海。
伊根湾や宮津湾などの内海とはそれこそ雲泥の差。


このくらいの波はここでは普通なのかもしれませんが、私が見たのは初めてです。


あ、安全な場所から見ているのでご安心くださいね。
それにしても、道路を挟んですぐに民家があるのですが、大丈夫なのでしょうか。
それで袖志の千枚田ですが、結局道が分からず行けなかったというオチ。
この近くの山側にあることは確かなのですが・・・
それほど遠い場所ではないので、また機会があれば経ヶ岬灯台とセットで行ってみます。

ここで元の道を引き返します。
山の中にも道はありますが、せっかくなので、もう一度海を見ながら帰ろうと。
途中、伊根の浦嶋神社に立ち寄りました。


ご祭神は浦嶋子、かの浦島太郎です。
創建は825年、延喜式にも載っている由緒正しい式内社です。
興味のある方は、こちらのご由緒をご覧くださいね。
⇒ 

そろそろ旅の終わりです。
この神社に立ち寄った理由のひとつが、行くときに見かけたソバ畑。
美山かやぶきの里で見たばかりですが、ちょっと歩いてみたくなりました。


かやぶきの家はありませんが、ソバの花自体は美山より綺麗でした。
稲刈りが未だの田んぼもあり、京都最北部なのに不思議です。
 



他にも、田んぼの花が色々。
珍しいものではありませんが、旅の終わりに癒されました~
 

 

この時点で時刻は14時過ぎ。
今回は天橋立を散策する予定はなかったのですが、道路沿いの海鮮お土産屋さんに立ち寄り、お土産購入。
さすがは日本三景のひとつ、天橋立はすごい人混みでした。
また冬鳥が来る頃に来ましょうかね~

ということで、何とか日没までに帰宅できました。
(暗いと高速運転できないヘタレです)
車を見ると、あちこち白く粉が吹いたように・・・波を浴びたところが乾いて白くなっていました。
先に帰宅していた星夫が洗ってくれて、感謝、感謝です!

滋賀・福井経由 丹後半島の一泊旅。
これでおしまいです。
長々読んでくださってありがとうございました~

【撮影:2023/10/7  京都府伊根町、京丹後市】


コメント (16)
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