なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

お初です!イボクサ発見~ご近所散歩10月編(2)

2023-10-15 06:53:15 | 自然

雨上がりの休日、そろそろ道草の様子でも見るかな~とお外へ。
ふと思いついて、久しぶりに池の畔を奥の方まで歩いてみることにしました。
というのも、ひと月ほど前につるんつるんに草刈りされ、歩きやすくなっていたからです。
せっかくなので、スマホ片手に道草を記録することにしました。
いつもは奥の方に釣り人が何人かいて入りにくいのですが、お昼前だったからか誰もいません。
首尾よく、池の畔まで足を伸ばすことができました。
お~、ヤナギタデらしき花が咲いています。



ヤナギタデかボントクタデの区別は葉のお味。
ここでは堂々と葉を齧ることができました。辛っ!間違いなくヤナギタデです。


こうやって見ると可愛い花ですね。
イヌタデ属の花はどれも同じような作りなんですね。


ヤナギタデの咲いてる場所の隣に小さな淡い紫色の花が咲いていました。
こ、これはもしや・・・


これまで明日香、当尾、京都北部でしか見たことがなかった憧れの花、イボクサです!!
なんと灯台下暗し、こんなご近所で咲いているなんて夢にも思いませんでした。
ツユクサ科イボクサ属。
そもそも田んぼ以外で見るのは初めてです。


ツユクサ科の花ですが、とても小さい花です。ウチワゼニクサの葉と比べるとよく分かります。
今でこそめったに見られませんが、かつては田んぼの害草として駆除されていたそうです。
田んぼから水路を伝って種が流れてきたのでしょうか。
この場所以外にも、もう一か所咲いている場所がありました(同じく池の畔です)。
草刈りしなかったら近づけない場所なので、今回は草刈り万歳です!

別の場所にもヤナギタデが沢山咲いていました。
あれ、ヤナギタデに絡みついて咲いているのはゴキヅル(ウリ科ゴキヅル属)ですね。
れっきとした在来種ですが、繁殖力は結構半端なく、周り中に絡みついていました。




いつも遠くでしか見たことがなかったので、目の前に咲く花に興奮。
そろそろ実ができているかも・・・あ、実!
ずぶずぶ・・・ふわふわになった池の畔に足が少し沈みました。危ない危ない。
でも実の写真は撮れました。ほら、蓋つき容器(合器)みたいでしょ。


隣に咲いていたのは・・・あ、サデクサ(タデ科イヌタデ属)です!
細長い鉾型の葉が特徴。結構珍しいようです。


足が濡れたので、そろそろ引き上げることにしました。
そうそう、あの花見てこなくっちゃ。


池の畔のスイフヨウです。
毎年咲くのを楽しみにしているのですが、今年は根元から切られてしまい咲かないかと思っていました。
すごい成長力ですね。もう大きくなって沢山の蕾。
朝夕寒くなっても頑張って咲いていました。
  

前に緑だったヨシの穂は茶色に・・・
よく見ると、花が咲いていました。


池に木が落ちています。
あれ、カメが沢山!見えますでしょうか、子亀がいっぱい。


 

 

兄弟かな?
ほのぼのした気持ちになりました。

そうそう、この日は前ほど水が深くなかったので、コサギも楽々。


他にも道草ネタの写真も沢山撮れました。
地元のお散歩はホッとします。
明日も続きます。

【撮影:2023/10上旬  宇治市】

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする