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セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

雪山と鉄路

2013-04-07 13:46:04 | ぐるりのこと

雪山と言っても、天然物ではない。

北の国、積雪地には市街地の排雪を堆積しておく、通称「雪捨て場」が
必ずある。

河川敷地だったり、雑用地だったり、夏場に使い途のない場所が
選ばれることが多い。

この場所は、以前鉄道敷地だった。

ユー地区には「拓殖軌道」のような軽便鉄道が走っていたことはあったが、
いわゆる国鉄やJRはなかった。

なかった、というか「走らなかった」、と言うのが実情に近い。

一時、ユー地区を通過する、たくさんの路床やトンネル、鉄橋などが造られたが、
列車は一度も走ることなく廃線となったから。

その夢の跡が、この雪捨て場だ。

 

 

 

 

 

 

大量の雪は堆く積み上げられ、6月の声を聞く頃まで汚れた姿を晒すことになる。

 

 

 

 

 

 

ユー地区の中心駅になるはずだった場所なので、面積はかなりある。
路床脇には排水も掘られているので、雪捨て場として条件を備えている。

ここから、地区の中心部へと続く道路は、しばらく「駅前通り線」と呼ばれていた。

 

 

 

 

 

 

捨てられた雪の山に登ると、まだ雪厚いユー地区の市街地が一望できる。
鉄道が走っていれば、「駅まで徒歩3分」の家々だ。

ただ、一度は開通したとしても、その後の合理化で長くは保たなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

自宅付近のカラマツ林も、指呼の間。

 

 

 

 

 

 

 

その家周りでは、だんだんと冬の間の残渣が顔を出してきた。

こちらは、カラマツの若木の下に散らされたヒマワリの種の殻。
冬の間、カラ達が啄んだ成れの果て。

 

 

 

 

 

周囲の木々では「根開き」が見られる。

もうすぐすると、根本に植え込んだ球根類の芽出しが始まるだろう。

 

 

 

 

 

 

ラズベリーの支柱がずいぶんと雪の下から出てきた。
向こうには、ブルーベリーの雪除けの支柱頭が見える。

今日も、朝から生暖かい風が吹いている。

春の嵐とか、爆弾低気圧の報道があるが、今のところ、ここユー地区に
その気配はない。

 

 

 



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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日々着々と (0-chan)
2013-04-08 22:53:30
雪嵩が減ってきてるとはいえ まだまだ 蓄えがいっぱいありますね~
とはいえ 根開けが始まると そろそろですもんねっ
今回の爆弾低気圧の影響も少なかったそうで よかったです
ウチは 昨晩 ものすごい暴風の吹き荒れる夜で 眠れずにおりました。
春イコール ポカポカで穏やかなイメージがあるんですが、実際は不安定な天候が続きますよネ・・・

いつも感心しますが naomintさんちのカラマツ林 存在感があって いいですよネ
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0-chanさん (naomint)
2013-04-09 21:02:15
一冬、じっくり蓄えたので、まだまだあります。
ただ、急激に「蓄え」は、減りつつありますが…。
ユー地区、列島の北の端っこで、みそっかす的位置ですが、時折、
その場所故に災害を免れたりします。
良い面、そうでない面ありますが、住めば何とかです。
(ずっと住んでいるので、この表現もどうかと思いますが)

周囲のカラマツですが、やはり樹齢60年も超えると、人家や道路に
近いものは、何とかしなくてはならないかな、と思っているところです。
サテ、どうなるか。
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