
北オホーツクの脇街道は、いつか画像にして載せたいと思っていた。
過日、最北のW内市へ行く機会があったので、光線状態の良くなった帰路、その道を
選んだ。
そこは、ライダーなどの間ではかなり知れているらしく、この日も何台かのバイクが
行き交っていた。
そう、この道は知る人ぞ知る「真っ直ぐな道」!
数キロ?十数キロ?にわたり、わずかなカーブとクランクを除き、延々と直線道路が
続く。
北からこの街道に入ると、最初は原生花園的な野生地から始まり、やや行くと広大な
採草牧草地に変わる。
時折、大きな群れのエゾシカに出会うことがある。
真っ直ぐな道でも、脇見運転はほどほどに。
農道のこの道、来し方を振り向いても、この日は行き交うクルマはほとんど無し。
ただ、この時期、一番牧草の始末に忙しい大型農業機械が時折横切る。
“真っ直ぐな道”も、そろそろ終わり。
とりあえずの行き先は、赤矢印の北の岬。
北オ街道をどんどん行くと、H頓別町を過ぎたあたりから、恐竜の背中のような岬が大きく
迫ってくる。(ここの国道も、けっこう直線)
そして、町界の長いトンネルを抜けると、そこは“オ海ブルー”の岬の入り江。
海の中に見える黒いのは…?
コンブだ。
漁業権があるから、勝手に採ったら密漁になるゾ。
さらに南に下ると、E町の名所の通称“たたみ(畳)岩”。
通過してきた北の岬が、わずかに見える。
三色揃った、千畳岩の花々。
エゾカンゾウ、ハマナス、ノハナショウブ。
磯舟が一艘、陸に向かって戻っていった。
向こうに見えるは、E町市街地、“毛ガニ水揚げ日本一”の町。
そして、この日の庭。
バックガーデンでも、ここ数日の日差しと高温で、カラマツの陰になっているルピナスが
満開となり、一気に増えたジギタリスの花穂が不気味に伸びてきた。
これだけのジギタリスが花開くと、けっこうな見応えがあるだろうが、この全部から種を
落とさせると、後々大変なことになりそうなので、今から身構えておこう。
種を集めて、空き地にばらまいておくのは、どうかな。
花が開く前の、皮算用になりそうなので、本日はここまで。
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