ウィスキーやワインのグラス(glass)ではない。
草(grass)のことだ。
ここ数年で、庭にグラス類が増えた。
かなりの数がもらい物だが、苗屋さんで求めたものもある。
草(グラス)といってもいろいろあるが、イネやススキのような葉をした草のことを、
一般名詞で「グラス類」と呼んでいる。
ほとんどがイネ科かカヤツリグサ科(カレックスなど)に属する。
ただき物が多いので、名無しも多い。
ちょっと並べてみるので、解る方はコメントを!
糸ススキの類。
斑入り(左・タイトル画像も)と、そうでない(右・斑が入らない)の。
糸ススキは、何れも線のシャープ感が出ていて好ましい。
(いただいたTa家さんが)小型ススキと言っていたような気がするが…、
淡色ブルー系のグラス。
こちらの葉は、糸ススキに比べて少し柔らかい。
一時は、先祖帰りを疑われた、ヤバネススキ(鷹の羽ススキ)。
小さな苗で買ってきたのだが、抱えきれないほどの大株に育った。
チョロギのような根を持つ斑入り種(右)と、ひときわ青色系のグラス(左)。
ひときわ青色系は、余り丈が大きくならないので、寄せ植えに合うかも知れない。
フエスツカ(イネ科ウシノケグサ属)と思われる一株。
針のような、真っ直ぐで尖った葉を持っている。
毎年、穂を付けるようになったので、種を取って植えてみようかと思う。
珍しく名前が解っている、トワダアシ(左)とベニチガヤ(右)。
トワダアシは、十和田地域で自生するアシ(ヨシ)で、斑入りの葉が淡いピンク色になり、
ベニチガヤは紅チガヤで、葉先などがキレイな紅色に染まる。
フウチソウは、これまで何度か登場しているが、すっかり居場所を見つけた感じがする。
少しの風にも、はらはらと葉擦れを聞かせてくれる。
風知草とはよく名付けたものだ。
牧野博士が箱根のお山で見つけた、1属1種の純日本産グラス類。
ただし、園芸種には淡色系、斑入り系、紅色系など各種ある。
グラス類といえば、これも。
何のこともない、芝が刈られずに育ったものだが、小型グラス類で通用する
姿を持っている。
グラス類のバックヤード。
気に入ったものや、増えすぎたものを鉢で育てて、寄せ植えや交換要員として
ストックしている。
ただ、年寄りの目には、ただの雑草にしか見えないらしい。
「変な場所に増やすなよ」と言外に言っている。
コンテナにちょっとグラス類を入れると、何となく風情が増すのは作った者の欲目か?
この極細グラスも、苗屋さんから購ったものだが、うっかり名札を無くしてしまい、
名無しになってしまった。
今日のアサガオ。
蔓も、吊った網のてっぺんまで届き、たくさんの蕾が伸びてきた。
この状態から開化までは、何日くらいかかるのかな?
色んな花を植栽していくと こういう高さのグラス類は リズムを作ってくれるのでいいですよネ
ススキも ちゃんと見てやって、株をコントロールすると なかなかいい姿になりますよネ
ウチでは育ててませんが、隣の敷地の土手に生えてるススキ
秋の姿が好きなので 私が管理しています
グラス類は、様子が良い系と雑草系とが紙一重なので、庭に降ろす前に鉢植えで
様子を見たりしています。
ユー地区、ほとんどススキは自生していないので、意外と新鮮なのです。
ススキが原の中に暮らしているような場所だと、庭に植える気にはならないでしょう。
ということで、この種の野生種は、近くの土手で楽しむのがいいと思います。