
吾も亦紅(われもまたあか)、の“吾亦紅”(ワレモコウ)。
大きく育つ割に茎が細いので、雨風で立ち姿が乱れる。
多分、ワレモコウはひと株だけで育つのではなく、色んな野草と寄り添い、
支え合ってこの紅い小さな花をつけるのだろう。
長月・九月もはや半ば、彼岸の入りとはなった。
その朝、とは言っても既に陽はやや高い。
落ち葉が目立ってきたものの、黄葉・紅葉にはまだ早い。
朝日に赤屋根が映える。
満開のシュウメイギク。
キクとは言ってもアネモネの仲間だから、その咲く花を見ているとお里に納得する。
シュウメイギクは、秋に似合う良い花だが、花の後ろ姿がひときわキュート。
赤屋根サイロも、すっかり木蔦で覆われてしまった。
今年の紅葉は、さぞ見事なことだろう。
葉が落ちたら、また盛大に切り詰めてやらねばならない。
そのサイロも、後ろに回ると蔦はそれほどでもない。
一年も油断すると、その旺盛な繁殖力に飲み込まれてしまうと思われる。
午後になって、西に回った陽が雲を照らす。
だんだん、照らされた雲が良い色に焼けるようになってくる。
今年は、イヌエンジュが満開になったが、花の後には大量の種をつけて鈴生りに
なっている。
これが、枝豆のように茹でたりして食用になったら良いのだけれど…。
イヌエンジュは、4・5年ごとに豊作年が来ると言われており、その後は凶作年が
続くらしい。
ただ、凶作になって困ることはないので、心配は無用。
種が落ちて数年すると、そこら中に実生苗が出てくるので、適当に除いてやらねば
ならないのが、手間と言えば手間。
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