
夕方、ユー地区に戻ると、南の山の端が夕日に輝いていた。
この地で低温気候が続くとき、海から離れるにつれ気温が上がり好天割合が
高まる。
あの、南の山の辺りには分水嶺の峠があって、峠の向こうとこちらでは、距離
以上に気候が違う。
夕日を映す山並みには、何となく、長かった低温・曇り空に別れを告げる兆しを
感じた。
この南の山並みが見られるのは、川沿いの堤防から。
この川も、あの夕映えの山並みから溶け出た春水を集めてここに至り、増水
しているのだ。
手前で緑に見えるのは、そろそろ採り頃のアキタブキ。
北の国では、この「新蕗(しんぶき)」が、季節を代表する春の味になる。
低温続きといっても、花は少しずつ開いていた。
暮れかかる曇り日の下、プラス1.5ほどの露出補正をして撮ってみる。
スポット咲きのヘルボルス・オリエンタリス。
この庭の代表的クリスマスローズだ。
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