読書感想日記

最近読んだ本の感想

「やめないよ」三浦 知良 著 新潮社

2011-04-30 00:27:03 | 随筆
 永遠に現役サッカー選手を目指す、我が国が誇る素晴らしいプレーヤー。
 著者の生き様が、そして心意気が伝わってくる。
 今、巷には成功を目指すための本があふれているが、この本は、抜きんでている。
 成功を勝ち得て、名誉や肩書きを手に入れた人たちの言葉は、もちろん素晴らしい。
 だが、永遠に現役を目指すことに努力する人だからこそ、彼の言葉は優しくもあり厳しくもあり、絶対に読む価値有り!と言える名著である。
 そして、著者が日本のサッカー界にいてくれることを、誇りに思います。

 それにしても、今日のロシアでの大会は、ひどすぎる。
 相撲界で八百長が行われた、とマスコミは騒いでいたが、世界的トップクラスの選手が参加する大会で、おんなにあからさまに評価を調整する競技があることのほうが、よっぽど大問題ではないのか。
 我が国の選手が、あれほど頑張っているのに、故意に評価を下げられている現状について、我が国の連盟は、マスコミは、これでも黙って見ているのか?
 また、ジャッジに係わる人々は、果たして本当に正しい評価をしている、と胸を張って居られるのだろうか?
 こんなことをいつまでも続けていては、真面目に努力している選手が可哀想だ。
 更には、競技そのものに誰も魅力を感じなくなり、間違いなく衰退していくであろう。
 いい加減に、ジャッジ側は公正な評価をすべきであり、我が国の連盟は、その存在意義が問われている。

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