読書感想日記

最近読んだ本の感想

「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著 早川書房

2024-07-21 20:08:19 | 小説
 この作品との出会いは、人生を見つめなおす機会となるでしょう。
 人間のさまざまな本性をさらけ出しつつ、知識や権威が崇拝される現代社会で人間として生きることの難しさ、そして意味を問いかける。
 そして切ない終盤に、つい「待って、まだ駄目だよ…」と、思わず言葉を口にしてしまった。
 人として、決して失ってはいけないもの…最後の一言に胸を締め付けられる。
 小野芙佐さんの見事な翻訳に感謝します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「神様の裏の顔」藤崎 翔 著 角川文庫

2024-07-17 19:30:10 | 小説
 偉そうなことを言わせてもらうと荒削り、少し力業で進んでいるように感じながらページをめくる私に、著者は鼻で笑いながら「そんな小さなことを言ってるんじゃないよ。」と、晴天の山頂から見渡すような景色を見せてくれました。
 ただ、登場人物の紹介には、やや不満がありますが…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夏への扉」ロバート・A・ハインライン 著 早川書房

2024-07-07 20:26:15 | 小説
 後半からの疾走感は、とても爽快だ。
 主人公の相棒が愛おしく、そして頼もしい。
 副島氏の翻訳が素晴らしい。
 そして表紙が全てを物語っている。
 さすが名著といわれる作品。素敵な時間を過ごさせていただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎 著 新潮文庫

2024-07-07 20:07:10 | 小説
 常識とは何だろう…人間の作る社会って何だろう…
 そもそも人間の存在する意味ってあるのだろうか…
 人間への皮肉あるいは警鐘か…

 とても興味深く、考えさせられる作品でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする