読書感想日記

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「この命、義に捧ぐ」門田 隆将 著 集英社

2011-08-22 23:31:40 | 歴史物
 果たして、「義」とは何なのか。
 御恩に報いるため、恩人のために私を捨てて果たすべきことである。
 だからこそ、「義」を果たすことは、決してたやすいものではない。
 主人公は、自分をはじめ多数の日本人が受けた恩義を決して忘れることなく、恩人が危機的状況に陥ったと知るや、すべてを捨てて単身で外国へ潜り込み、まさに生命をかけて「義」を果たそうと行動する。
 そう、日本人が忘れつつある美徳が、ここにある…
 
 
 その国の人々は、本年3月、我が国に大災害が発生したときに、いや、今現在でも積極的に募金活動等をして、膨大な額の寄付をして下さっている。
 この大きな善意を、マスコミが積極的に報道をしようとしないのは、一体なぜなのか。
 トモダチ作戦を力強く展開して下さった米軍の人々と同様に、その国の人々が我が国へ寄せて下さっている真心を、もっと国民に知らせるべきではないのか。
 これまで我が国が築いてきた諸外国との良好な関係を、現与党政権が、ことごとく破壊し尽くそうとしている姿勢に、一体いつまで、マスコミは追従するのか。
 そして、この善意に対して、私たちは、どうやって感謝し、恩義に報いるべきだろうか。

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