読書感想日記

最近読んだ本の感想

『失踪症候群』 貫井 徳郎 著 双葉文庫

2008-07-26 15:32:30 | 推理物
 今の生活を抜け出して、自分のことを誰も知らないところへ行きたい、という願望が旅への憧れであれば、今の生活を捨ててしまうとい決意の現れが失踪なのでしょうか。
 しかし、人間は、どうしても周りの人々と無縁では生きられないようです。  
 この物語に現れる人々は、全てを捨てて一人で生きていこうとするのに、結局、自分以外の人間の生き方に影響されてしまうなんて。
 個性的な人々にまつわる話のテンポがよく、面白かった。
 奥さんからのお薦め本でしたが、あと2冊の続編があるとのことで、これからも楽しみです。

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