はじめは、その記述の丁寧さに少々とまどい、また、地球規模的な広がりの話しに、資料として地図が付いていたら…等と自分の力量不足、知識不足を棚に上げつつ、お散歩しているくらいの感じで読みはじめました。
人々が社会に流されつつも型にはまって日々を過ごしているのに対して、正論を唱えて生きている者が理解されずに困り者扱いされてしまうのは、今でもありうることなのかもしれません。
愚かな者がトップに立った社会での、名誉を得るためだけに特定の宗教に対する理由もない弾圧、私腹を肥やすため数々の所業、それらを知っていても何もできない人々…そんな中で、異質扱いされる者二人が、友として互いに自分の信念に生きるために支え合う姿は、友人の少ない私にとって、とてもうらやましい限りでした。
そして、ともに体を張って、最期までそれぞれにとって「大事なこと」を果たそうとする姿は、王道であり格好いい、と憧れているうちに読み終えていました。
男たちへの憧れが冷めぬまま、ふと、私にとって「大事なこと」とは一体何なのだろう、大切な人を守っているだろうか…やるべきことの責任を果たしているだろうか…と考えてみると、それは考えるまでもなく、全く恥ずかしい限りの結論でしかないものでした。
尊敬というか、憧れる人物を見つけることができ、とても面白く読ませて頂きました。
人々が社会に流されつつも型にはまって日々を過ごしているのに対して、正論を唱えて生きている者が理解されずに困り者扱いされてしまうのは、今でもありうることなのかもしれません。
愚かな者がトップに立った社会での、名誉を得るためだけに特定の宗教に対する理由もない弾圧、私腹を肥やすため数々の所業、それらを知っていても何もできない人々…そんな中で、異質扱いされる者二人が、友として互いに自分の信念に生きるために支え合う姿は、友人の少ない私にとって、とてもうらやましい限りでした。
そして、ともに体を張って、最期までそれぞれにとって「大事なこと」を果たそうとする姿は、王道であり格好いい、と憧れているうちに読み終えていました。
男たちへの憧れが冷めぬまま、ふと、私にとって「大事なこと」とは一体何なのだろう、大切な人を守っているだろうか…やるべきことの責任を果たしているだろうか…と考えてみると、それは考えるまでもなく、全く恥ずかしい限りの結論でしかないものでした。
尊敬というか、憧れる人物を見つけることができ、とても面白く読ませて頂きました。