なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

黒い宝石

2010-02-02 13:31:56 | 日記
たかが泥団子などといっちゃーいけません。
ここまで丁寧に、ピカピカにするのには技術が必要なんです。
水加減ももちろんのこと、園庭のどこら辺の土が適しているとか、体験も必要なのです。
保育園の庭はもともと畑なので、そのうえに砂を入れて全体を砂場にしたのですが
砂の下の下には、泥んこ粘土が埋まっています。
その粘土もまた、もともとあったものや、土管を埋めるために後で入れたものや
色々な粘土質があるようでして
それを、程よく掘り起こして泥団子を作るのです。

最初は手のひらで丸めて、土管のセメント質の堅い部分に転がしたり
硬めのズボンの布で光沢を出したり、ガジマルの葉っぱの上で転がして、
光沢を出したり、トレパンの様な生地をカットして、それを上手に使って光沢を出したり
一人一人の個性が光る作品に仕上げるのです。

見てみて!とサワとマナが小さく光った黒い宝石のような作品を持って事務所に現れました。
大人の私でも作れません。
これは鍛練された技術が必要な作品にしあがっようです。

途中でひびが入ったり、割れたりする時もあったでしょう。
ここまで仕上げる忍耐と手の感触のバランスの良さを積み重ねて艶やかな宝石に仕上げました。

大切そうに自分の作品を自分のたなごころに持ってきて見せてくれました。
子どもって素敵だよねー「宝石見てみて」とよろこべるのだもの。
泥んこだって大切な宝物。

ハチアッチー

2010-02-02 12:04:26 | 日記
産休中の職員が赤ちゃんを連れて訪ねてきてくれた。
ハチアッチーである。(初歩き)
生後一月半だという。ハンサムなリョウタロウ君。
目鼻だちもしっかりして、のんびりとした雰囲気の子だ。
抱っこするとウトウト、そして時にはムニャムニャと笑っている。
お外に出ると目を閉じて、心地よさを感じているように
時にはうっすらと目を開けて人の気配を気持ちよく感じているのだろうか。

エミママによれば、人の声や人の気配を感じると嬉しそうにバタバタと身体で表現するのだという。
お腹の中で子どもの声を聞いていたからかもしれない。
なんくる家のベビーが欲しいというママたちにも「あやかり」をするために抱っこをしてもらった。
どうぞ、コウノトリにベビーを授かりますように、と、ママたちに話しかけられていた。
縁結びになればいいねー。