なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

屋敷のウガン

2009-01-15 14:07:04 | 日記
旧暦の12月24日までには屋敷のウガンをしなければならない。
と、いうのは母の教えだった。

母が生きていたときには、毎年母がウガンをやってくれていた。
保育園の屋敷を守っている神々に感謝の祈りを捧げるのである。
母の後ろから、わたしは、ただお盆に供え物を並べて線香を持って
ついていき、手をあわせていた。

母は一心に手を合わせてブツブツと唱えながら頭をさげていた。
ウチナー口で神様に話しかけて、感謝していたのである。
母が亡くなり、それが途絶えた。

しかし、去年はヒヤッとしたことが幾つもあり、
ウガンをしていなかったからではと、心苦しかった。

そこで今日職員全員で屋敷のウガンをしたのである。
ひまわり組の子らも丁度庭に居て、
小さな手のひらを合わせて「ありがとうございました」
「よろしくおねがいします」と唱えた。
気の持ちようかもしれないが、やっぱり、ウガンを済ませたという
安堵感がいまある。

これだけの子どもたちの安全祈願である。
何をおいても大切なこと。
正月には神社にもいったが、身近な祈願は大切だ。
みどり保育園の屋敷を、見守っている神様ありがとう。

太陽の恵み

2009-01-15 11:45:49 | 日記
太陽の光が温かい
太陽の恵みを受けて子どもたちが嬉しい
一斉に外へと飛び出す。

冷たい風にだって突き進んで行っていたわが子どもたちのこと
裸足になってしまう子も、半袖になってしまう子も・・・。
元気一杯外遊びが展開される。

少し遅れて外に出てきた一歳児。
コッコちゃん。スプーンで砂を上手にすくい、コップに入れる。
そしてスプーンの裏でトントンと砂を慣らし、できた!と満足げ。
周りから見て学んでいたのだ。
トントンとならす所作など、意味を知っていてやるわけだからすごいこと。
ものを入れるだけではなく、平らにして固めて・・・
仕上げていくという意図が読みとれるからだ。

たった一才過ぎで、
砂を盛るという動作、それをトントンとならしていくという意図、
そうしたものを相手に「どうぞ」と差し出す所作。

小さい魂に、色々な意図が働くのだと魅せられてしまった。
太陽の恵みを受けて、子どもたちはのびのびあそぶ。
思い思いのやりたいことに向かって、まっすぐ。
自分の居場所があって
見守る人が居て、保育園の庭はいいなー。