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自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

一時間かけて山中の鮨屋へ

2020年12月20日 | なかま道志
 
 

前々から女房に回らない鮨屋さんに行きたいなぁ~とつぶやいていました。

ちょっと元気のない私を察したのでしょう。

行って来たらと言われました。

朝10時になって仕込みの忙しい時間に電話しました。

珍しく大将が出て、おぅ~yukiさん!と声をかけてくれました。

12時着のバスで行く旨を伝えました。

自宅から最寄りの駅まで自転車です。

その後中央線に乗って30分くらいで八王子に着きました。

今度はバスに揺られて約30分です。

繁華街を過ぎて野山が広がる景色に変わります。

やっと、一時間ちょっとかけて、山中の鮨屋さんに着きました。

ここは八王子の戸吹です。

この店構えが目的の回転しない鮨屋さんです。

青空に「鮨忠」の文字が見えます。

書道を愛好する方には名が知れた店です。

いらっしゃい!と威勢の良い声が聞こえます。

三度も大病した大将が板場にいました。

さすが存在感のある大将がいると、こちらも気合が入ります。

旨いもん食わせろ!旨いもん出すぞ!との感じです。

このご時世ですので、衛生管理(コロナ対策)は十分です。

お一人さまですので、更に密にはなりません。

いつもの場所に予約席の札が置いてありました。

先ずは、昼間ですけど生ビールですね。

あとは大将お任せで、一貫づつ握ってもらいます。

いろいろな味を楽しみたいからです。

シャリの酢加減が良いですね。

酢からこだわっている店で、シャリは今でも釜戸炊きです。

ご満悦の自撮りです。

次に酒にしました。

先ずは十四代です。

うん美味い!

この竹徳利も3年以上寝かせたモノを使っているとか?

道志でも同じような徳利や猪口(ちょこ)をヒロさんからいただいた竹で作っています。

たまには、昼のこの時間に一人で鮨屋さんで一杯やるのも贅沢でねぇ~。

これは若大将の高士さんが作った皿盛りです。

さすが超有名な料理店で修行してきた味です。

カキの燻製で、燻製づくりが話になりました。

ガリ好きの私のことを知っていました。

途中でガリを食べると、口の中がサッパリするからです。

奥にはお客さんもいらっしゃるようですが、以前なら土日は忘年会などの団体さんでいっぱいの様でしたが、やはり大きな影響が出ているようです。

多くても家族連れとのことでした。

大将も今は我慢のしどころだと言っていました。

その奥のには友人の内田藍亭(うちだらんてい)先生の軸装「笑顔」が見えます。

お客さんからも良い書ですねと言われているようです。

これは珍しい自家製?の鯨ベーコンです。

部位は舌のどこかのようです。

これが鯨のベーコンと疑うような美味しさです。

酒も2本目に入りました。

「鶴齢」です。

つい友人の鶴嶺(書道の雅号)さんを思い出してしまいます。

この店をご紹介いただいたのも鶴嶺さんでした。

スミマセン美味しそうなモノ(鮨)ばかり紹介しています。

大将と包丁の話になりました。

道具類がお好きなようで、なんでも作られるとのことです。

私と趣味(話)と似ています。

最近、チェンソーで怪我したことを話しました。

怪我は長くやっていると結構あるようです。

包丁を砥ぐのも2500番くらで仕上げると言っていました。

砥石もつるつるで薄くなっています。

包丁の仕上げの時に、砥石と包丁の刃がくっついて手を滑らせることもあるようです。

昔は床屋(理容店)も髭剃りは砥いて、コードバン(皮)で仕上げていましたが、今ではエイズの関係から替え刃を使用することになったそうです。

対面ですので、こんな話も楽しいのです。

マグロ三貫で〆にしました。

本当に美味しいマグロです。

無理を言って鮨店の湯のみを分けてもらえないかとお願いしました。

今では作者もいなく在庫も少ないのですが分けていただきました。

大将と若大将(高士さん)の二人をパチリさせてもらいました。

良い記念になると言っています。

まさに「笑顔」が迎える鮨店「鮨忠」さんです。

店近くから、バスに揺られて戻ります。

バスが揺れているのか?飲み過ぎて体が揺れているのか?コックリしている間に駅に近づきました。

ちょうど良い時間です。

昼から回らない鮨屋で過ごせるなんて、これで元気に回復いたします。

途中ちょっと寄り道して最寄りの駅に着きました。

これで暮れも新年も静かに過ごせます。

いただいた鮨店の湯のみです。

長い文でスミマセン。

それだけ行きたかった店を紹介したかったのです。

一人で出かけるのも良いですね。

ブログをアップしてその後、多くの方から次回は連れて行けとショートメールが何本もありました。

 

Hiro