フランスでは今月3日に、売れ残り食品の廃棄を禁止する法律が成立したそうだ。この法律によると、延べ床面積400㎡以上の大型スーパーが、売れ残った食品を慈善団体などに寄付せずに廃棄すれば3,750ユーロの罰金が科せられるとのことだ。素晴らしい試みだと思うが大きな欠点がある。食品の売れ行きは天候などによって大きく左右されるから、日によっては何tも売れ残る。その際には寄付された慈善団体が廃棄責任を負わされるのだろうか。あるいは日本で言うところの消費期限切れ間近の食材、つまり腐りかけの食材を大量に押し付けられても迷惑なだけだ。
日本でも食品の廃棄を減らすための取り組みは既に始まっている。YAHOO! JAPANの一部のサイトでは賞味期限切れ間近の食品を20~80%引きで販売しており、多くの小売店での夕刻の安売りは昔からの商慣習だ。比較的新しい物については安売りを義務付けそれで売れ残った物を寄付するという仕組みのほうが、少なくとも消費者と小売業者にとってはメリットが大きい。
消費者は意外なほど無知で賞味期限と消費期限を正確に理解している人は少ない。私の場合、買い置きしていた食品の消費期限が1日過ぎていれば、匂いなどを確認した上で加熱して食べる。2日以上超過していれば大半を捨てる。その一方で賞味期限切れについては多少の超過など全く気にせずに食べる。
賞味期限切れの食品は実際には殆んど傷んでいない。しかしそれを売るべきでないことは商業者のマナーだろう。これはスピード違反などと同様、線引きに過ぎない。何㎞/時以上で突然危険になる訳ではないように、賞味期限切れの食品も実際には安全に美味しく食べられる。
賞味期限切れ間近の食品を安売りすることは、消費者としては支出の削減、小売業者としては収入増と支出減、国家レベルでは食料自給率の向上と貿易収支の改善へと繋がり得る。
消費者の意識を高めることにもなるのだから、賞味期限切れ間近の食品の安売りは国や自治体がバックアップしても良いほど有益な商業活動であり、食の安全の観点からも何ら問題は無い。
日本でも食品の廃棄を減らすための取り組みは既に始まっている。YAHOO! JAPANの一部のサイトでは賞味期限切れ間近の食品を20~80%引きで販売しており、多くの小売店での夕刻の安売りは昔からの商慣習だ。比較的新しい物については安売りを義務付けそれで売れ残った物を寄付するという仕組みのほうが、少なくとも消費者と小売業者にとってはメリットが大きい。
消費者は意外なほど無知で賞味期限と消費期限を正確に理解している人は少ない。私の場合、買い置きしていた食品の消費期限が1日過ぎていれば、匂いなどを確認した上で加熱して食べる。2日以上超過していれば大半を捨てる。その一方で賞味期限切れについては多少の超過など全く気にせずに食べる。
賞味期限切れの食品は実際には殆んど傷んでいない。しかしそれを売るべきでないことは商業者のマナーだろう。これはスピード違反などと同様、線引きに過ぎない。何㎞/時以上で突然危険になる訳ではないように、賞味期限切れの食品も実際には安全に美味しく食べられる。
賞味期限切れ間近の食品を安売りすることは、消費者としては支出の削減、小売業者としては収入増と支出減、国家レベルでは食料自給率の向上と貿易収支の改善へと繋がり得る。
消費者の意識を高めることにもなるのだから、賞味期限切れ間近の食品の安売りは国や自治体がバックアップしても良いほど有益な商業活動であり、食の安全の観点からも何ら問題は無い。