料理の虚偽表示に関して、16日に消費者庁がガイドライン案を発表した。これを読めば昨秋の偽装騒動の大半が、消費者庁のいい加減さとマスコミによる勇み足だったことが分かる。
私も何度か指摘したことだが、今頃になってようやく消費者庁は解凍した魚を鮮魚と認めた。遅過ぎる。解凍した魚を鮮魚と表示したことを偽装だとして騒ぎ立てたマスコミは名誉棄損として罪を問われるべきだと思うのだが、多分誰も告訴しないだろう。下手に騒ぎを起こせば報復されかねないからだ。これだから官公庁とマスコミは付け上がる。
今回のガイドライン案で「サーモントラウトを鮭と表示してはならない」とされたことに多くの人が疑問を持ったのではないだろうか。そもそもサーモントラウトとは一体何なのだろうか?salmonは鮭でtroutは鱒だから直訳すれば「鮭鱒」ということになるがそんな魚はどこに棲んでいるのだろうか。
元々鮭と鱒は厳密には区別できない。どちらもサケ科の魚で、川を遡上すれば鮭、淡水で一生を終えれば鱒と呼ばれているだけだ。サーモントラウトとは海水で養殖されたニジマスのことらしい。つまり人工的にサーモン化された鱒ということだ。これを鮭と呼ぼうが鱒と呼ぼうがどちらでも構わないだろう。
そもそも偽装とは、実際よりも良いものであるかのように誤解させることなのだから、「天然鮭」と表示しない限りは偽装ではなかろう。大衆魚の鮭に妙な規制など要らない。こんな変な理由でシャケ弁をマス弁に呼称変更させるなら消費者の利益に背く。消費者庁と名乗りながらその実態は消費者と向き合ってはおらず自省庁の責任回避だけを考える前近代的なお役所だ。今後この延長として、ニホンウナギ以外を鰻と認めないとか輸入シシャモをカペリンと呼べなどと言い出したら迷惑なだけだ。無益な規制などして欲しくない。むしろ役立たずのままでいてくれるほうがマシだとさえ思える。
私も何度か指摘したことだが、今頃になってようやく消費者庁は解凍した魚を鮮魚と認めた。遅過ぎる。解凍した魚を鮮魚と表示したことを偽装だとして騒ぎ立てたマスコミは名誉棄損として罪を問われるべきだと思うのだが、多分誰も告訴しないだろう。下手に騒ぎを起こせば報復されかねないからだ。これだから官公庁とマスコミは付け上がる。
今回のガイドライン案で「サーモントラウトを鮭と表示してはならない」とされたことに多くの人が疑問を持ったのではないだろうか。そもそもサーモントラウトとは一体何なのだろうか?salmonは鮭でtroutは鱒だから直訳すれば「鮭鱒」ということになるがそんな魚はどこに棲んでいるのだろうか。
元々鮭と鱒は厳密には区別できない。どちらもサケ科の魚で、川を遡上すれば鮭、淡水で一生を終えれば鱒と呼ばれているだけだ。サーモントラウトとは海水で養殖されたニジマスのことらしい。つまり人工的にサーモン化された鱒ということだ。これを鮭と呼ぼうが鱒と呼ぼうがどちらでも構わないだろう。
そもそも偽装とは、実際よりも良いものであるかのように誤解させることなのだから、「天然鮭」と表示しない限りは偽装ではなかろう。大衆魚の鮭に妙な規制など要らない。こんな変な理由でシャケ弁をマス弁に呼称変更させるなら消費者の利益に背く。消費者庁と名乗りながらその実態は消費者と向き合ってはおらず自省庁の責任回避だけを考える前近代的なお役所だ。今後この延長として、ニホンウナギ以外を鰻と認めないとか輸入シシャモをカペリンと呼べなどと言い出したら迷惑なだけだ。無益な規制などして欲しくない。むしろ役立たずのままでいてくれるほうがマシだとさえ思える。