昔「おそ松くん」という漫画があった。「天才バカボン」の赤塚不二夫氏によるギャグ漫画で、姿形が寸分違わぬ6つ子が主人公だった。
最近、6つ子や8つ子のモデルが登場するテレビCMが幾つか現れた。勿論、本当の6つ子ではなくコンピュータグラフィックを使った合成画像だ。同じ顔の女性が様々な衣装で同時に登場するのでインパクトがある。
制作費も削減できる。6人のモデルを使えばモデル代が6人分になるだけではなく、スタイリスト費も交通費も6倍必要になる。一人6役なら多少割増にはなるだろうが、2倍以上になることはなかろう。低コストでインパクトのあるCMが作れるのだから今後増えることが予想される。
今のところ新鮮さがあるがいずれ飽きられるだろう。人は違うからこそ楽しい。AKB48も一人ずつが違うから魅力があるのであって一人AKB48ならどんな絶世の美女であろうともつまらない。
ビートルズは「ペーパーバックライター」でポールによる一人多重録音を試みた。同じ声でハーモニーを作れば不純物の無い完璧なハーモニーが可能になると考えたのだろう。しかし必ずしも成功したとは思えない。一人多重録音よりもジョン、ポール、ジョージによる異なった個性のハーモニーのほうが快い。白黒の濃淡だけの絵も美しいが沢山の色を生かせればもっと美しくなる。
ひとはそれぞれが違うからこそ面白い。金太郎飴ではつまらない。
最近、6つ子や8つ子のモデルが登場するテレビCMが幾つか現れた。勿論、本当の6つ子ではなくコンピュータグラフィックを使った合成画像だ。同じ顔の女性が様々な衣装で同時に登場するのでインパクトがある。
制作費も削減できる。6人のモデルを使えばモデル代が6人分になるだけではなく、スタイリスト費も交通費も6倍必要になる。一人6役なら多少割増にはなるだろうが、2倍以上になることはなかろう。低コストでインパクトのあるCMが作れるのだから今後増えることが予想される。
今のところ新鮮さがあるがいずれ飽きられるだろう。人は違うからこそ楽しい。AKB48も一人ずつが違うから魅力があるのであって一人AKB48ならどんな絶世の美女であろうともつまらない。
ビートルズは「ペーパーバックライター」でポールによる一人多重録音を試みた。同じ声でハーモニーを作れば不純物の無い完璧なハーモニーが可能になると考えたのだろう。しかし必ずしも成功したとは思えない。一人多重録音よりもジョン、ポール、ジョージによる異なった個性のハーモニーのほうが快い。白黒の濃淡だけの絵も美しいが沢山の色を生かせればもっと美しくなる。
ひとはそれぞれが違うからこそ面白い。金太郎飴ではつまらない。