過労死裁判が持ち上がるなど、ユニクロなどと並び“ブラック企業”と批判されてきたワタミ <7522> が、厳しい状況に立たされている。かねてから噴出していた“ブラック企業”との批判や、政府・日銀で推進する“脱デフレ”の流れに押されているのか、なかなか苦境を脱出できずに喘いでいる。
同社は、元正社員が過重労働により自殺したとして訴えられるなど、労働問題に直面し、外部から有識者を招いて業務改革を進めるなどしている。公表されている資料によれば、こうした事件を受けて、従業員への労務負荷の軽減や店舗の削減、メンタルヘルスサポートの充実などが図られていた。
他方で、安倍政権もブラック企業への批判に対しての取り締まりの強化に一定の理解を示すなど、巷間で“ブラック企業”と名指しされるユニクロなどと共に、厳しい視線に晒されてきた。
ほかにも、黒田日銀総裁が旗を振って推進してきた量的・質的金融緩和など“脱デフレ”を目指す政策も、物価の上昇や低価格をウリにしたビジネスの逆風となっているとみられ、ワタミにとっても事業環境は厳しいと言えそうだ。
実際に、ワタミが2月9日に発表した第3四半期(3Q)決算でも、業績悪化が目立つ。具体的な数値では、売り上げが1179億8000万円
ZUU online
“ブラック企業”批判と反デフレでもう立ち直り不可能?―ワタミの厳しい3Q決算
同社は、元正社員が過重労働により自殺したとして訴えられるなど、労働問題に直面し、外部から有識者を招いて業務改革を進めるなどしている。公表されている資料によれば、こうした事件を受けて、従業員への労務負荷の軽減や店舗の削減、メンタルヘルスサポートの充実などが図られていた。
他方で、安倍政権もブラック企業への批判に対しての取り締まりの強化に一定の理解を示すなど、巷間で“ブラック企業”と名指しされるユニクロなどと共に、厳しい視線に晒されてきた。
ほかにも、黒田日銀総裁が旗を振って推進してきた量的・質的金融緩和など“脱デフレ”を目指す政策も、物価の上昇や低価格をウリにしたビジネスの逆風となっているとみられ、ワタミにとっても事業環境は厳しいと言えそうだ。
実際に、ワタミが2月9日に発表した第3四半期(3Q)決算でも、業績悪化が目立つ。具体的な数値では、売り上げが1179億8000万円
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“ブラック企業”批判と反デフレでもう立ち直り不可能?―ワタミの厳しい3Q決算